...必ず化け物沙汰(ざた)になるであろうと...
井上円了 「おばけの正体」
...全く団体間に自然淘汰の行なわれることの多少に基づくことである...
丘浅次郎 「人道の正体」
...二三日無沙汰して行って見ると...
田山花袋 「道綱の母」
...駄犬はドシドシ淘汰されねばならぬということである...
戸坂潤 「社会時評」
...この時分は手持無沙汰(てもちぶさた)でさえあればにやにやして済ましたもんだ...
夏目漱石 「坑夫」
...その時表沙汰(おもてざた)にしてでもこっちへ奪還(ふんだ)くってしまえばそれまでだ」健三は海にも住めなかった...
夏目漱石 「道草」
...亦是れ方角違いの沙汰と言う可きのみ...
福沢諭吉 「女大学評論」
...手持無沙汰(ぶさた)やら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...ここしばらくフィリップには音沙汰なしだったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...余り御無沙汰にならぬようにしようと思って下さるのは極めて適切です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...東宮へも久しく御無沙汰(ごぶさた)申し上げていることが心苦しくてならぬというような話を源氏は命婦にして夜ふけになってから退出した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...以後の無沙汰を詫びて...
吉川英治 「三国志」
...もう余り口沙汰するな」「はい」「わしも近ごろ忘れておる」「は...
吉川英治 「私本太平記」
...そんな生やさしい小芝居の沙汰ではない...
吉川英治 「私本太平記」
...勿体なげに沙汰する下々の憂いも真(まこと)であろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...お上(かみ)にはそれらの物をすぐ突っ返されたなどと沙汰する者があったが――」というものもあるし...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし、使者もまだ帰って来ないし、摂関家の沙汰も、中央の反響も、皆目、まだ、分っていない...
吉川英治 「平の将門」
...不沙汰なのである...
吉川英治 「山浦清麿」
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