...そして室に帰ると手持無沙汰で考え込んではいつか昼になったことを知らされるのであった...
伊藤野枝 「出奔」
...ただ一般の自然淘汰説から見て衛生ということは...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...春三郎は殆ど手持無沙汰な位暇になつたので...
高濱虚子 「續俳諧師」
...何故田中正造に沙汰をしなかつた...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...よも御無事では済むまいなどゝ申す取り沙汰がぽつ/\世上に流布(るふ)いたしまして...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...運んでやれ」「女の沙汰かっ」と...
直木三十五 「南国太平記」
...内々俺だけその御沙汰に漏れるように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...表沙汰にしたくないのだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いろいろ取沙汰をしながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...いずれにも本気の沙汰とは認め難し...
福沢諭吉 「学者安心論」
...七月六日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕七月六日 第五十八信六日も御無沙汰いたしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まず村中に沙汰(さた)をして老若男女山中に集まり...
柳田国男 「山の人生」
...いつまで待っても音沙汰がないので...
吉川英治 「江戸三国志」
...京極家へ閉門の沙汰が下ったためであった...
吉川英治 「剣難女難」
...沙汰を待てとのことに...
吉川英治 「三国志」
...とかく人にはさよう沙汰されるものとみえまする」「世病みとか...
吉川英治 「私本太平記」
...不名誉な取沙汰に...
吉川英治 「新書太閤記」
...お屋敷替の沙汰が下ったのが九月十四日だったではないか』『偶然...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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