...既に表沙汰(おもてざた)になってしまいました...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...十九日、丙申、京都の大番、懈緩の国々の事、之を尋ね聞召さるるの後に就いて、今日其沙汰有り、向後に於ては、一ヶ月も故無くして不参せしめば、三ヶ月懃め加ふ可きの由、諸国の守護人等に仰せらる、義盛、義村、盛時之を奉行す...
太宰治 「右大臣実朝」
...心中沙汰は、浅はかな町人の業じゃ」綱手は、月丸の言葉の半分は判った...
直木三十五 「南国太平記」
...手持無沙汰のかげんで...
中里介山 「大菩薩峠」
...行く気にならないものだから御無沙汰(ごぶさた)をしてしまった...
中里介山 「大菩薩峠」
...御前のは無遠慮が無沙汰になるんだからなお悪い」「そう云う訳でもありませんが...
夏目漱石 「行人」
...呑気(のんき)を通り越して贅沢(ぜいたく)の沙汰だと思う...
夏目漱石 「琴のそら音」
...「無沙汰(ぶさた)見舞(みまい)かたがた少し歳暮に廻って来ました」乳呑児(ちのみご)を抱いたまま健三の前へ出た彼女は...
夏目漱石 「道草」
...五月七日●昭和二十一年七月 大森区馬込末田方より 広島県佐伯郡平良村 原信嗣宛拝啓 その後は御無沙汰致して居りましたが御元気のことゝ存じます...
原民喜 「書簡」
...例の曹長は側に立ちて手持無沙汰(てもちぶさた)にこれを見つつあり...
正岡子規 「従軍紀事」
...悦びは感じながらも手持ち無沙汰な有様で歩いて行く...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...まだなんの御沙汰もございません...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...友達はおもて沙汰にならぬように...
山本周五郎 「橋の下」
...御無沙汰いたしておりまして相すみません...
横光利一 「旅愁」
...なんの沙汰(さた)もないのは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...お会いになったことがございましょうか」「つい無沙汰しているが...
吉川英治 「新書太閤記」
...調べてみると、旧新免(しんめん)伊賀守の臣で、六人衆といわれた士(さむらい)たちと分り、不愍(ふびん)の者、召抱えてつかわせと、沙汰された...
吉川英治 「宮本武蔵」
...格言が民衆の間で長期の淘汰(とうた)を経て来たものであるに対し...
和辻哲郎 「孔子」
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