...江馬修(えましう)...
芥川龍之介 「日本小説の支那訳」
...この病院の副院長は江馬(えま)医学士であった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...これは江馬天江(てんこう)翁の令息であって...
高浜虚子 「子規居士と余」
...けれども江馬だけはあの一族でもそんな馬鹿な事はしない...
太宰治 「右大臣実朝」
...何につけ「江馬さん/\...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...新進探偵小説家江馬兆策氏を自宅の片隅に住まわせて...
夢野久作 「二重心臓」
...江馬兆策が居るんですか...
夢野久作 「二重心臓」
...ほかでもないあの脚本書きの江馬兆策の妹のミドリなんだ...
夢野久作 「二重心臓」
...ウイスキー・ソーダを一つ……大至急……」江馬兆策はホッと溜息をした...
夢野久作 「二重心臓」
...あの支配人の笠圭之介……」「エッ……ナ何ですって……そんな事が……」江馬兆策が中腰になった...
夢野久作 「二重心臓」
...江馬さんです……ね...
夢野久作 「二重心臓」
...警戒の仕様がないでしょう」「……………」江馬兆策は頭の毛を掴んだままソッと両眼を見開いた...
夢野久作 「二重心臓」
...何もかも来月の十日過(すぎ)にお願いしますわ」ハッと感激に打たれた江馬は深海魚のように眼を丸くして呉羽の顔を凝視した...
夢野久作 「二重心臓」
...非常な勢いで帰って来た江馬兆策が...
夢野久作 「二重心臓」
...九月 日江馬兆策識」なおそうした記事の中央に在る血潮の滴る形をした真赤な?符(ぎもんふ)の輪の中に髪を振乱した呉羽嬢がピストルを真正面に向けて高笑いしている姿が荒い網目版で印刷してあった...
夢野久作 「二重心臓」
...醜くくなった職工風の江馬兆策と...
夢野久作 「二重心臓」
...江馬殿の身内(みうち)...
吉川英治 「私本太平記」
...いま、洛内に駐(とどま)っている諸大将には、大仏貞直、金沢貞冬、長崎四郎左、千葉貞胤(さだたね)、結城親光、六角時信、小山秀朝、江馬越前守、三浦ノ介の入道などが十数ヵ所に門を張っているが、それら諸家の軍装のあいだにも、紫紺(しこん)、赤、くさ色、はなだ、小豆色(あずきいろ)など自家の色彩をさまざま誇る色一揆の傾向が現われかけていた...
吉川英治 「私本太平記」
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