...けれども江馬だけはあの一族でもそんな馬鹿な事はしない...
太宰治 「右大臣実朝」
...江馬とは時政公の嫡子...
太宰治 「右大臣実朝」
...江馬という人と何うだ?」「そうだなあ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...私には其大学生の江馬と吉村と女との顛末などに就いても...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...江馬夫人のごとき率直なる疑惑を...
柳田国男 「木綿以前の事」
...新進探偵小説家江馬兆策氏を自宅の片隅に住まわせて...
夢野久作 「二重心臓」
...江馬(えま)何とかいう人相の悪い男が...
夢野久作 「二重心臓」
...江馬兆策が居るんですか...
夢野久作 「二重心臓」
...ほかでもないあの脚本書きの江馬兆策の妹のミドリなんだ...
夢野久作 「二重心臓」
...ズット以前から劇作家江馬兆策と関係している……」「ワッ……ト飛んでもない……アッツ……」江馬兆策は突然真赤になって手を振ったトタンに...
夢野久作 「二重心臓」
...あの支配人の笠圭之介……」「エッ……ナ何ですって……そんな事が……」江馬兆策が中腰になった...
夢野久作 「二重心臓」
...だから本物の生蕃小僧はアノ支配人の笠圭之介……」「フ――ム――」江馬兆策が頭を抱えて椅子の中に沈み込んだ...
夢野久作 「二重心臓」
...その中(うち)から三千円を分けて江馬兄妹(きょうだい)を呼出し...
夢野久作 「二重心臓」
...九月 日江馬兆策識」なおそうした記事の中央に在る血潮の滴る形をした真赤な?符(ぎもんふ)の輪の中に髪を振乱した呉羽嬢がピストルを真正面に向けて高笑いしている姿が荒い網目版で印刷してあった...
夢野久作 「二重心臓」
...醜くくなった職工風の江馬兆策と...
夢野久作 「二重心臓」
...特等席の中央に居る江馬兄妹(きょうだい)であった...
夢野久作 「二重心臓」
...いま、洛内に駐(とどま)っている諸大将には、大仏貞直、金沢貞冬、長崎四郎左、千葉貞胤(さだたね)、結城親光、六角時信、小山秀朝、江馬越前守、三浦ノ介の入道などが十数ヵ所に門を張っているが、それら諸家の軍装のあいだにも、紫紺(しこん)、赤、くさ色、はなだ、小豆色(あずきいろ)など自家の色彩をさまざま誇る色一揆の傾向が現われかけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...女弟子の江馬細香(えまさいこう)女史と山陽との古い交誼(こうぎ)こそ問題じゃないか...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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