...けれども江馬だけはあの一族でもそんな馬鹿な事はしない...
太宰治 「右大臣実朝」
...江馬とは時政公の嫡子...
太宰治 「右大臣実朝」
...山陽の女弟子として名高い江馬細香(えまさいこう)の筆蹟(ひっせき)も幾幅(ふく)かを所持していること...
谷崎潤一郎 「細雪」
...江馬という人と何うだ?」「そうだなあ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...江馬修(えまなかし)氏...
野村胡堂 「胡堂百話」
...江馬さんが飛騨で得られた事実も史料の一つであるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ほかでもないあの脚本書きの江馬兆策の妹のミドリなんだ...
夢野久作 「二重心臓」
...江馬兆策と一所に銀座裏のアルプスという山小舎式の珈琲(コーヒー)店の二階で...
夢野久作 「二重心臓」
...「江馬さん...
夢野久作 「二重心臓」
...鹿爪(しかつめ)らしい原作者の名前か何か付けて江馬兆策脚色とか何とかしとけばいいでしょ...
夢野久作 「二重心臓」
...ウイスキー・ソーダを一つ……大至急……」江馬兆策はホッと溜息をした...
夢野久作 「二重心臓」
...「呉服橋劇場蘇える」「新劇場王天川クレハ嬢主演」「邪妖探偵劇――二重心臓」「原作エドガア・アラン・ポーの秘稿」「最近仏国巴里(パリー)市場に於て二百万法(フラン)を以てグラン・ギニョール座専属パオロ・オデロイン夫人の手に落札せられしもの」「斯界第一人者江馬兆策先生翻案脚色」「凄絶...
夢野久作 「二重心臓」
...醜くくなった職工風の江馬兆策と...
夢野久作 「二重心臓」
...イガ栗頭の江馬兆策に扮した俳優が腰をかけている...
夢野久作 「二重心臓」
...江馬兄妹はそこに作り附けられている人形使節か何ぞのように...
夢野久作 「二重心臓」
...その左右、寄人(よりゅうど)の座には、名越時元、江馬越前守、北条茂時、二階堂ノ入道出羽守、高崎悪四郎左衛門高直など……...
吉川英治 「私本太平記」
...いま、洛内に駐(とどま)っている諸大将には、大仏貞直、金沢貞冬、長崎四郎左、千葉貞胤(さだたね)、結城親光、六角時信、小山秀朝、江馬越前守、三浦ノ介の入道などが十数ヵ所に門を張っているが、それら諸家の軍装のあいだにも、紫紺(しこん)、赤、くさ色、はなだ、小豆色(あずきいろ)など自家の色彩をさまざま誇る色一揆の傾向が現われかけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...「さっそくながら」と、中御所へは、一族の名越、普恩寺(ふおんじ)、赤橋、大仏(おさらぎ)、江馬、金沢、常葉(ときわ)などの、日ごろには営中に見えない門族の顔やら、四職の閣老すべて、高時の台下に、席次ただしくつめかけていた...
吉川英治 「私本太平記」
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