...江馬修(えましう)...
芥川龍之介 「日本小説の支那訳」
...これは江馬天江(てんこう)翁の令息であって...
高浜虚子 「子規居士と余」
...山陽の女弟子として名高い江馬細香(えまさいこう)の筆蹟(ひっせき)も幾幅(ふく)かを所持していること...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何につけ「江馬さん/\...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...江馬夫人のごとき率直なる疑惑を...
柳田国男 「木綿以前の事」
...新進探偵小説家江馬兆策氏を自宅の片隅に住まわせて...
夢野久作 「二重心臓」
...江馬兆策が居るんですか...
夢野久作 「二重心臓」
...ほかでもないあの脚本書きの江馬兆策の妹のミドリなんだ...
夢野久作 「二重心臓」
...この際……」「……………」「アノ……アノ……創作家の江馬兆策じゃないのですか」「……………」「どうも貴女(あなた)はあの男と心安くなさり過ぎると思っておりましたが……」笠支配人の態度と口調が...
夢野久作 「二重心臓」
...「江馬さん...
夢野久作 「二重心臓」
...鹿爪(しかつめ)らしい原作者の名前か何か付けて江馬兆策脚色とか何とかしとけばいいでしょ...
夢野久作 「二重心臓」
...だから本物の生蕃小僧はアノ支配人の笠圭之介……」「フ――ム――」江馬兆策が頭を抱えて椅子の中に沈み込んだ...
夢野久作 「二重心臓」
...そうしてイヨイヨ生蕃小僧の本人に違いないという事がわかったら……」「……コ……殺してしまいます」江馬兆策の両眼が義眼(いれめ)のように物凄くギラギラと光った...
夢野久作 「二重心臓」
...その中(うち)から三千円を分けて江馬兄妹(きょうだい)を呼出し...
夢野久作 「二重心臓」
...「呉服橋劇場蘇える」「新劇場王天川クレハ嬢主演」「邪妖探偵劇――二重心臓」「原作エドガア・アラン・ポーの秘稿」「最近仏国巴里(パリー)市場に於て二百万法(フラン)を以てグラン・ギニョール座専属パオロ・オデロイン夫人の手に落札せられしもの」「斯界第一人者江馬兆策先生翻案脚色」「凄絶...
夢野久作 「二重心臓」
...特等席の中央に居る江馬兄妹(きょうだい)であった...
夢野久作 「二重心臓」
...江馬兄妹はそこに作り附けられている人形使節か何ぞのように...
夢野久作 「二重心臓」
...いま、洛内に駐(とどま)っている諸大将には、大仏貞直、金沢貞冬、長崎四郎左、千葉貞胤(さだたね)、結城親光、六角時信、小山秀朝、江馬越前守、三浦ノ介の入道などが十数ヵ所に門を張っているが、それら諸家の軍装のあいだにも、紫紺(しこん)、赤、くさ色、はなだ、小豆色(あずきいろ)など自家の色彩をさまざま誇る色一揆の傾向が現われかけていた...
吉川英治 「私本太平記」
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