...一九二三年一月十四日生田長江月をわび身を佗びつたなきをわびてわぶとこたへんとすれど問ふ人もなし...
生田長江 「我が一九二二年」
...徐ろに一盞の美酒を捧げて清風江月に對する時と孰れぞ...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...江月(こうげつ)照ラシ松風(しょうふう)吹ク...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...一盞の美酒を捧さげて清風江月に対するが...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...そもそも享保のむかし服部南郭(はっとりなんかく)が一夜月明(げつめい)に隅田川を下り「金竜山畔江月浮(きんりゅうさんはんにこうげつうく)」の名吟を世に残してより...
永井荷風 「向嶋」
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中里介山 「大菩薩峠」
...一生一度嫩江月...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...大徳寺派の僧人の書は、江月といひ、清巖といひ、また澤庵のごときでも、共通した臨濟病ともいふべき類型をもつてゐる...
吉川英治 「折々の記」
...「雨江月(うこうげつ)」という唄の集にも徐寧をうたった歌詞があって――六尺ゆたか身はやなぎ花のかざしをかぶとに挿(さ)していつも行幸(みゆき)の鳳輦(みくるま)に添うて行くのはありゃ誰か禁門一の鎗つかい徐寧三ツ児も知る徐寧聚議庁(ほんまる)の廻廊に立ちならんで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大徳寺の諸老は極度に狼狽して、如何に申し開くべきかに迷ったが、沢庵はこれを見兼ねて自ら筆を採(と)り、玉室、江月、沢庵の連署を以って、此の度の出世は寺法先規に従ったまでで、決して違法には非ざる所以の返答書を認(したた)めて、幕府に呈した...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...江月(こうげつ)の書額(しょがく)...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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