...富江は何やら袂から出して掌に忍ばせて昌作に渡す...
石川啄木 「鳥影」
...相見るは玉の緒ばかり戀ふらくは富士の高峰の鳴澤(なるさは)のごとかつしかの眞間の入江に朝宵に來る潮ならば押して來ましを三小室が去つて蹄の音も聞えなくなつた時...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...志太遠江守(しだとほたふみのかみ)に三千餘騎の兵を附て征伐に向はせける...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...近江聖人の邸址で知られた青柳村の藤樹書院も大溝の港から半道ばかり北に行つた處に在る...
近松秋江 「湖光島影」
...これから関ヶ原を越えて近江路と...
中里介山 「大菩薩峠」
...あつしは先づ江戸中の鬘屋(かもじや)を當つて見ますよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...江戸入りは三人になったが...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...江戸は、ことに水の悪いところで、町人は夏のあいだに雪や氷を口にするなどということは思いもおよばなかったので、加賀さまのお雪はたいへんに珍重された...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...江戸は物価の騰貴した年なので...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...それでも渋江氏はこれを得て満足するつもりでいた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...惜しくも松江のような城を既に失いましたが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...江戸詰めの年寄役だった父の惣兵衛(そうべえ)が...
山本周五郎 「日本婦道記」
...――直江大和守、柿崎和泉、甘糟近江守、長尾遠江など、いわゆる帷幕の重臣のみだった...
吉川英治 「上杉謙信」
...「どうして江戸でない事がございましょうか...
吉川英治 「江戸三国志」
...大江を隔てて孫堅もさして自由な働きはできますまい」人々も皆...
吉川英治 「三国志」
...――老先生の江戸流のお手なみも...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
...陣座峠は遠江と三河との國境に當つて居る...
若山牧水 「梅雨紀行」
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