...甘汞(calomel)...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...甘汞の真正さは、10部の蒸留水に1/32部の塩酸アンモニウムを加えたところに1部を入れて数分沸騰させることによって、確かめることができる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...濾過液に炭酸カリウムを加えたときに甘汞が純粋だったら沈殿を生ずるべきではない...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...彼女自身が服用した汞藍丸(こうらんぐわん)や迦路米(かろまい)の残りを...
芥川龍之介 「南京の基督」
...看護婦室に薄赤い色をして金(かな)だらいにたたえられた昇汞水(しょうこうすい)...
有島武郎 「或る女」
...今朝の昇汞(しようこう)の事がぐら/\と一緒くたになつて...
有島武郎 「お末の死」
...「昇汞(しようこう)をどの位飲んだんでせう」と聞いた...
有島武郎 「お末の死」
...白い金盥(かなだらい)に昇汞水(しょうこうすい)の薄桃色なのが...
泉鏡花 「婦系図」
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内田魯庵 「八犬伝談余」
...恐ろしい毒が入つて居る――多分昇汞(しようこう)といふものだらうと思ふが」惠齋先生は感歎の首を振り乍ら言ふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...いつも自分のまわりに嗅(か)ぎつけていた昇汞水(しょうこうすい)やクレゾオルの匂の代りに...
堀辰雄 「菜穂子」
...五昇汞水(しょうこうすい)に手を浸しそれを叮嚀(ていねい)に拭いた学校医は...
本庄陸男 「白い壁」
...昇汞水に指を浸してゆっくり消毒しながら...
本庄陸男 「白い壁」
...昇汞水(しようこうすゐ)に浸した脱脂綿を持つて來た...
水野仙子 「嘘をつく日」
...中には昇汞水(しょうこうすい)のような……もっと深紅色の美しい色をした液体が四分目ばかり湛えられてあった...
夢野久作 「暗黒公使」
...又は昇汞(しょうこう)...
夢野久作 「一足お先に」
...昇汞(しょうこう)だの...
夢野久作 「幽霊と推進機」
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