...まことに汗顔の至り……」古堀博士は大真面目で...
海野十三 「地獄の使者」
...「平素充分の事も出来不申汗顔の至り……」などと妙に卑下した調子に変ってるのも可笑しかった...
豊島与志雄 「未来の天才」
...汗顔の至り所ではなかったのであるが...
豊島与志雄 「未来の天才」
...夢など見てはいなさらなんだか?」「汗顔の至りで」「猛獣にも襲われず...
本庄陸男 「石狩川」
...近来の吾上を省れば汗顔の至りなり...
牧野信一 「好色夢」
...斯んな近事を誌すこと誠に汗顔の至りでありますが...
牧野信一 「今年の文壇を回顧する」
...これこそ汗顔の至りだ...
牧野信一 「素書」
...まことに汗顔の至りだが...
牧野信一 「素書」
...思へば汗顔の至りだ...
牧野信一 「風媒結婚」
...わたしは汗顔の至りながら...
牧野信一 「浪曼的月評」
...汗顔の至り、という東洋の適切な形容のことばを我身にひきそえて感じた人々は、世界にどっさりおり、日本の中にもたくさんいただろう...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
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