...汎米連邦(はんべいれんぽう)の軍艦だな)艦の位置は...
海野十三 「地球要塞」
...("Universal"は世界ではなく万能・汎用の意味だが...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...もっと広汎な問題がその底に横(よこた)わっている...
津田左右吉 「日本精神について」
...エンゲルスは之を補足して広汎な適用にまで齎らし...
戸坂潤 「辞典」
...つまりそれはファッショ化したブルジョアジーが広汎な自由主義に対する挑戦なのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...之を開發すれば萬人に共通の普汎的の實踐上の標凖を發見することが出來ると見て...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...一つの汎濫(はんらん)であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...反面に貧困を愈々深刻化し広汎に拡がらせていきつつある...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...再現のしかたに広汎な自由をもっていることである...
中井正一 「美学入門」
...ゴンクウルの歌麿及北斎伝一ゴンクウル兄弟両家(けいていりょうか)の合作せる小説戯曲の仏蘭西(フランス)十九世紀後半の文壇に重きをなせるは汎(あまね)く人の知る所なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...汎神論はかの課題が綜合的に實現されることを要求する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...汎神論そのものが包括的...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...その土地一汎(いっぱん)の悪名となり...
南方熊楠 「十二支考」
...虫介同様一汎に平凡の者ばかりとなるから...
南方熊楠 「十二支考」
...象徴されるべきより広汎なものは掴んでいない...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...この本は大変広汎に読まれている本の一つである...
宮本百合子 「「結婚の生態」」
...その肥胖(ひはん)のために瞽者(こしゃ)と看錯(みあやま)らるる面(おもて)をば汎(ひろ)く識(し)られて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そしてものの凡ゆる愛と匂とに眞實をこめた自分の詩は汎く豐富にしてかぎりなき深さにある自然をその背景乃至内容とする...
山村暮鳥 「風は草木にささやいた」
便利!手書き漢字入力検索