...戸を以てこれを閉じて汎濫(はんらん)を防ぎしは誰であるかと八節は問う...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...久慈から聞いた遂(つい)に汎米連邦に動員令が出たとの飛報は...
海野十三 「地球要塞」
...大多忙を極めている”これは汎米連邦のワシントン放送であった...
海野十三 「地球要塞」
...あの超電撃的地球儀的広汎(こうはん)大作戦が...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...もし一歩これを誤れば即ちかのカイゼルの汎独主義と為る...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...それゆえ汎濫の去ったあとは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...もしロゴスから空間そのもの(それは空間なる概念ではない)が演繹され得ないとすればかかる汎論理主義的解釈は今の場合には無用である...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...吾妻鏡の編者此等の徒を汎稱して謀反といふ...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...越(古志)といふ汎稱につきては...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...かくの如く応用の広汎な仕事はまたとあるまい...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...加藤先生の「立憲政体略」「真政大意」「国体新論」および「国法汎論」...
穂積陳重 「法窓夜話」
...當然吾々作家は廣汎な兒童大衆の生活環境...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...兒童の日常生活の爲の遊戲唄その他(廣汎な兒童生活から取材し自由に歌はせられるもの)三...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...それが農業者の穀物に対しより広汎な外国市場を開き...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ところで汎神論にとつては宇宙を超越して...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...他の一つは、プロレタリア・アレゴリーというものは、難しいもんだな、アレゴリーと諷刺とは、プロレタリア文学の形式として、どっちが広汎な、階級的役立ちに利用され得るだろうか、ということである...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...こういう広汎な文化交流を背景として...
和辻哲郎 「鎖国」
...広汎な範囲に亘って無効を宣せられている...
和辻哲郎 「鎖国」
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