...『全否定論法』或は『木に縁って魚を求むる論法』とは先週申し上げた通りでありますが...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...汝の忙しげに求むるものは何ぞ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...民衆の求むるものの何なるかを知る...
石川啄木 「詩」
...無論各自の程度によって求むる種類と分量というようなものは異っていくだろうが...
伊藤野枝 「出奔」
...これみな異邦人の求むる者なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...六白雲山の裏山への案内者を求むるに...
大町桂月 「妙義山の五日」
...一杖一鉢に法捨を求むるの外...
高山樗牛 「瀧口入道」
...他処に之(これ)を求むるは徒労のみ...
太宰治 「八十八夜」
...之(これ)に向つて公平を求むるは寧ろ誤れるに非ざるかの観ありとす...
津田左右吉 「仏教史家に一言す」
...正理や良識を求むるところから必然に来たものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...子供の衣服のなお大人にまとわれんことを求むる執拗(しつよう)さにも似...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...原始的な野趣を求むるやうになつた...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...虚子氏の宅であったが誰れか編輯等のよい手助けはないかと求むる際...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...あたかも雑誌『新小説』記者の草稿を求むるに会い浄写の時改めて『雨瀟瀟』となしぬ...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...時に行路の地急に下りて潺々として水其間を求むるものあり...
長塚節 「草津行」
...それからそれと本(もと)を求むれば何処(どこ)までも遡ることが出来る...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...しかし書を求むるには自ら緩急がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...日を期して決闘を求むる書である...
森鴎外 「渋江抽斎」
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