...水をあこがれ求むる...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...しかしながら彼等は一脈の気を求むるために...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...ヨブ記が異邦人ヨブの心霊史を掲ぐるは神を求むる心の普遍的なるを示すと共に...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...(ワ)ローベルト夫人が、その『民間説話』の第一巻に掲ぐる、一個の支那説話に於ては、人間の心の善悪を験せんが為めに、仏地上に彷徨して、日暮に宿を求む...
高木敏雄 「比較神話学」
...最も類似の著しきものを求むれば...
高木敏雄 「比較神話学」
...知らず知らず平均をわが一代のうちに求むるもの少なからぬが世の中...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...学生の研究生活なるもののかかる行詰りが直接には如何なるところにその理由を求むべきかを考察し...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...歐洲大戰の時代の豫言者風なる作家を求むれば現代作家の中に之を見ることを得べし...
永井荷風 「佛蘭西人の觀たる鴎外先生」
...死に至るまで渝(かわ)らなかった・極端(きょくたん)に求むる所の無い・純粋(じゅんすい)な敬愛の情だけが...
中島敦 「弟子」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...自己のうちに求むべきである...
三木清 「認識論」
...それにして唯下直物を專と求む...
三田村鳶魚 「女順禮」
...阿那律に従きて宿を求む...
南方熊楠 「十二支考」
...強て求むれば十月既望頼山陽の訪問である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...寫本刊本の文獻に就てこれを求むるに...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...いま国交を求むるとせば...
吉川英治 「三国志」
...いい芸術はまず第一にそれを求むる者の自由な享受を目ざして処置せらるべきである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...その求むるところを人体の形に結晶せしめたものである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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