...既に神を求むる生活に躍入しながらも...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...併し自らを啓發するために常に準備してゐる魂でなければ――自らの中に未だ知らぬ者を求むる苦悶と憧憬とを持つてゐる魂でなければ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...さはれ今去れ、ヘーレーに見咎められそ、我に今求むる處、心して必ず之を成らしめん、望まば垂れんわが頭、これに汝の信を措け、見よ群神の中にしてわれの至上のこの證(あかし)、 525わがこの頭うなだれてうべなふ處欺かず、囘(かへ)るべからず、いたづらに無效の聲と過ぎ去らじ』*クロニーオーンしか宣んし點頭(うなづ)き垂るゝ双の眉、*アンブロシャの香漲れる毛髮かくて天王の不死の頭上(づじよう)に波立ちて震へり巨大のオリュンポス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今之を上古の哲學者中に求むれば...
朝永三十郎 「學究漫録」
...彼等は已むを得ずして当局者以外の勢力家に協議を求むることありといふ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「祖国」を求むることは...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...現在日本の文学界に最も必要な小説を求むるならば...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...折々定連(じょうれん)の客に投票を請(こ)ひ新しき演題を定めあるひは作曲と演奏との批評を求むるなどこの小紅亭の高尚最新の音楽普及に力をつくす事一方(ひとかた)ならぬを察すべし...
永井荷風 「書かでもの記」
...どこに求むべきか当てもつかず...
新渡戸稲造 「自警録」
...報酬を求むる手段としての務(つとめ)僕の知れる某(ぼう)貴夫人はすこぶる高潔なる家庭に人となり...
新渡戸稲造 「自警録」
...もし蕪村時代の俳句界に似たる者を求むれば...
正岡子規 「人々に答ふ」
...現代に求むるに難いところで...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...すなわち術処に至り、隠身の法を求む...
南方熊楠 「十二支考」
...寐牀のしろ恭(うやうや)しく求むるを幾許ぞと問えば一人一銭五厘という...
森鴎外 「みちの記」
...所謂智識を世界に求むるの精神は沛乎(はいこ)として抑ゆべからず...
山路愛山 「明治文学史」
...三万円……高が一少年の行方を求むるために三万円の懸賞……あの少年が出場しないという事は...
夢野久作 「暗黒公使」
...その財源をいずこに求むるや不明...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...神を求むる心は忍びやかに人々の胸に育って行く...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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