...愛すべき三汀、今は蜜月の旅に上りて東京にあらず...
芥川龍之介 「久米正雄」
...艫を海岸のほうに向けかえてだんだんと汀(みぎわ)に近寄って行く...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...喜舎場朝賢(きしゃばちょうけん)翁の近著『東汀(とうてい)随筆』の一節を引用して御覧に入れましょう...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...待ち設けられし春汀は行かず...
大町桂月 「十和田湖」
...長汀曲浦ゆきつくして...
大町桂月 「北總の十六島」
...それでも山下の村々はこの靜かな山の裾に平和に棲息してゐると思はれて眼の醒めるやうな山麓の青草と緑樹に埋れて汀を綴つて人家が斷續してゐる...
近松秋江 「湖光島影」
...汀(みぎわ)には四...
寺田寅彦 「高知がえり」
...その口は川と汀(みぎわ)とにまたがっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...シャンヴルリー街で倒れてアンヴァリード橋近くのセーヌ川の汀(みぎわ)で警官から拾い上げられたとは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...白泡のさし引く汀を行くと草鞋の底から足袋のうらがしめつて心持がよい...
長塚節 「鉛筆日抄」
...近くを見ると自分の居る足もとには汀について茂つた草村に野菊のやうな星月夜の花が一杯に白くさき亂れて居る...
長塚節 「白甜瓜」
...また池の汀(みぎわ)まで舞いおり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...池の汀の芦の間にしゃがんでいるから...
久生十蘭 「西林図」
...汀の葦の中にどつかりと胡坐をして...
牧野信一 「バラルダ物語」
...虹汀聞き果てゝ打ち案ずる事稍久(ややしばし)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...虹汀少しも騒ぐ気色(けしき)なく...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その時虹汀、大勢に打ち向ひて慇懃(いんぎん)に一礼を施しつゝ、咳一咳(がいいちがい)して陳(の)べけるやう、這(こ)は御遠路のところ、まことに御苦労千万也...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...もう汀(なぎさ)から白波をあげて...
吉川英治 「私本太平記」
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