...幾程なく永禄四年に義竜たちまち悪病を煩(わずら)ひ...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...永禄三年五月、美濃の国の国主、斎藤義竜(よしたつ)の乞によって飯篠門下の梅津某を一撃の下に倒した時などは、薪(まき)の一尺二三寸のものに手許へ革をまいただけの得物であった...
直木三十五 「巌流島」
...永禄年中に會津黒川の諏訪某が所持して居つた旨記されてある...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...永禄のほんのはじめごろまでのことで...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...永禄三年に上杉謙信と戦ったときも...
山本周五郎 「日本婦道記」
...三年前の永禄元年...
吉川英治 「上杉謙信」
...永禄八年の初夏、伊勢守がふたたび訪れた時、それは実証された...
吉川英治 「剣の四君子」
...六永禄十一年、彼が二十二歳の春だった...
吉川英治 「剣の四君子」
...永禄(えいろく)の三年...
吉川英治 「新書太閤記」
...永禄(えいろく)八年の新春...
吉川英治 「新書太閤記」
...永禄十三年とかぞえられるところ...
吉川英治 「新書太閤記」
...永禄(えいろく)以来日本に来ている宣教師(せんきょうし)オルガンチノを伴(つ)れてふたたび信長の陣所天野山へ帰った...
吉川英治 「新書太閤記」
...あだかも永禄(えいろく)の頃...
吉川英治 「新書太閤記」
...――共に永禄元年正月生れの今年二十五歳だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長に亡ぼされた永禄(えいろく)六年を転機として...
吉川英治 「新書太閤記」
...その伊勢守や、塚原土佐守(卜伝)などが現われた天文、永禄、元亀の戦国初期になると、もう武道は社会の一角面に確立し、それを奉ずる兵法者という専門家の地位も明らかに出来ていたようである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...三永禄(えいろく)四年の六月...
吉川英治 「日本名婦伝」
...それは一五六五年七月三十一日(永禄八年七月五日)三好...
和辻哲郎 「鎖国」
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