...……氷月と云う汁粉屋の裏垣根に近づいた時...
泉鏡花 「薄紅梅」
...家がまた氷月ですね...
泉鏡花 「薄紅梅」
...その氷月の小座敷には...
泉鏡花 「薄紅梅」
...先刻(さっき)に氷月の白い柳の裏木戸と...
泉鏡花 「薄紅梅」
...――氷月の雪の枝折戸(しおりど)を...
泉鏡花 「薄紅梅」
...前刻(さっき)入って行った氷月の小座敷に天狗(てんぐ)の面でも掛(かか)っていやしないか...
泉鏡花 「薄紅梅」
...あの氷月の背戸あたり...
泉鏡花 「薄紅梅」
...二人は不忍池を散歩したが氷月(ひやうげつ)に上つて汁粉を食つた...
高濱虚子 「俳諧師」
...上野の池の端のしるこ屋「氷月」あたりを定席にして...
野村胡堂 「胡堂百話」
...今の十二円は蜜柑が五ツか六ツしか買えませんが当時の十二円は大したもので、当時日本橋の木原店の梅園、不忍池の氷月、浅草の松邑が東京の一番有名なお汁粉屋で従って値段も一番高かったが、それでいて御膳汁粉が五銭でしたから、その当時の月給十二円はずいぶん使いでがありました...
三浦環 「お蝶夫人」
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