...同じクレヴァスと言ったところで万古の堅氷に...
石川欣一 「可愛い山」
...氷の如く冷酷な心になつたからだと冷笑した...
石川啄木 「二筋の血」
...氷峰は義雄の事業のことに及び...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...軈(やが)て氷(こほり)の塊(かたまり)が流(なが)れたといふ噂(うはさ)が立(た)つたことがあつた...
長塚節 「土」
...氷にして運ぶのが一番利口で...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...氷の粒子が互いに付着して固い殻を作り...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...その着氷が生長してゆく様子をずっと観測しているのである...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...すなわち粗氷になるはずである...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...……氷盗っとが箱をかかえたのを見とどける暇があるのに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...泛氷(はんひょう)の危険をおかして海豹島に赴くことになった...
久生十蘭 「海豹島」
...第三のは極地の冬空に突き立つた氷山の尖塔(せんたふ)を現はしてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...拵えかけの作品が氷つてしまふなんていふ心配もないんだが――はつはつはツ……」彼は笑ひ声を挙げたりしながら...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...北から氷のやうに冷たい透きとほった風がゴーッと吹いて来ました...
宮沢賢治 「いてふの実」
...氷雪の裡に移したる王城の粧飾...
森鴎外 「舞姫」
...三方から垂れ流れたその氷河の狭い底辺に...
横光利一 「旅愁」
...矢代は道の尽きたところに立って氷河を見降ろしながら...
横光利一 「旅愁」
...氷河が、大雪谿が、徐々に我々の軌道の行く手に輝き出した...
吉江喬松 「山岳美觀」
...陰鬱な氷島の沖合で...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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