...むら雨さっと降りいづれば――水茎の墨の色が...
泉鏡花 「薄紅梅」
...」珊瑚碧樹の水茎は...
泉鏡花 「薄紅梅」
...河内介が此の怪しい水茎のあとをじっと視つめていると...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...その水茎(みずぐき)のあとの艶(なま)めかしさと...
中里介山 「大菩薩峠」
...やさしい女文字の水茎(みずくき)のあとが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この水茎のあとは...
中里介山 「大菩薩峠」
...水茎のあとうるわしく草紙物語を綴る婦人も珍しいとはしないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...短冊に対して優にやさしい水茎のあとを走らせることを知る風流の心を持ち得る人種であるということがわかるだけのものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...水茎(みずくき)のあともうるわしく...
野村胡堂 「胡堂百話」
...「水茎の岡の館に妹(いも)と我と寝ての朝(あさげ)の霜の降りはも」という古今集(こきんしゅう)の歌と...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...いなぶねの死後に出た秘書――美しい水茎(みずくき)のあとで...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...一つにはその水茎の跡のかおりであって見れば...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...美しい水茎(みずぐき)のあとで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...色紙うつりのする水茎(みずくき)の文字ではない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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