...緑の水白粉(みずおしろい)...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...こちらの水白粉の同じ指のと比較しますと...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...ここにある水白粉は赤ら顔に適当な緑色のものです...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...外出する時は常に水白粉をほんのり着けて...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...顔へ水白粉なぞ塗って...
徳田秋声 「新世帯」
...化粧水と水白粉(みずおしろい)とだけを薄(うっ)すらと刷いた横顔が...
豊島与志雄 「反抗」
...「水白粉(みづおしろい)持(も)つて來(く)んだか知(し)んねえぞ」「只(たゞ)の水(みづ)見(み)てえな白粉(おしろい)も有(あ)んだつて云(ゆ)つけぞ」彼等(かれら)はさういふ罪(つみ)のない穿鑿(せんさく)からそれから「俺(お)らお給仕(きふじ)に出(で)なくつちや成(な)んねえか知(し)んねえが...
長塚節 「土」
...安いポマードや水白粉のやうなものを仕入れて来て...
林芙美子 「朝夕」
...「つなさんになんて仰しゃって」水白粉(みずおしろい)を手につけながら...
山本周五郎 「風流太平記」
...すぐに掌(てのひら)に水白粉を溶いて手早く顔になすっていた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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