...恁(か)うして毎朝水汲に來るのが何より樂しい...
石川啄木 「天鵞絨」
...また水汲みかと思うと...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...また水汲みかと思ふと...
徳冨盧花 「水汲み」
...そのうちに、だらだら坂を上りつくして、右の水汲みは、疲れを休めるためにや、手桶を後生大事に下に置いて、ホッと一息ついている体(てい)です...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「おさんだいしよさま」
...「そろそろ水汲みに行く時間だ」太郎は勇みたつ...
久生十蘭 「母子像」
...*2 氷穴 冬季河川の氷結した表面に水汲みのために穿った穴...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...」「狐の番や釣瓶の水汲みは...
牧野信一 「鵞鳥の家」
...裏の井戸の水汲みでもしな...
正岡容 「寄席」
...父が水汲に往た子供の歸り遲きを憤り...
南方熊楠 「詛言に就て」
...私は仮に、是を奉公人式作業と呼んでいるが、その奉公人も数多く抱えられて、同じ一家の中でも分業が行われた間は、それぞれの仕事着で働かせたろうが、後々(のちのち)家が小さく世帯が切詰められて、たった一人か二人の若い者を、表の取次から客の給仕、水汲み・庭掃除、箱葛籠(はこつづら)の出し入れ、たまには土ほじりも遣らせようとなると、どうしても着物は中途半端にならざるを得ない...
柳田国男 「木綿以前の事」
...水汲(みずく)みばか私は根戸川の堤で釣りをしていて...
山本周五郎 「青べか物語」
...「水汲みばかっていうだよ」私はまた訊いた...
山本周五郎 「青べか物語」
...蒸気河岸まで水汲みにゆき...
山本周五郎 「青べか物語」
...そこの水汲み小僧であった小次郎は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お城の庭掃(にわは)きでも水汲みにでも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...台所の水汲みもやれば掃除もする...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...水汲みに行くなどは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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