...図556は竹ばかりで出来た柄杓(ひしゃく)で、水入れ、柄、目釘の三部から成り、しっかりしていて、長持ちし、そして軽く、値段は多分一セント位であろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いい忘れたが、我々が部屋に入った時、水入れと壺とは、すでにそれぞれ然る可き場所に置いてあった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...テーブルの上の水入れに差してありました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...』ポオル叔父さんは水入れの中から...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
......
違星北斗 「北斗帖」
...陶器の水入れや金だらいを載せた洗面台とで...
大杉栄 「日本脱出記」
...)を据えて、その上に硯箱(すずりばこ)だの、水入れだの、巻紙の類が行儀よく載せられてあった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...――きれいなお魚(さかな)はもう沢山、水入れた、コップに漬ける造花だの、絵のない昔噺はもう沢山...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...白紙を一帳綴じたお草紙、字が一字も書いてない真っ白な折手本、椎の実筆と、水入れと、※の柏墨が用意され、春のある日、祖母に連れられ、女中と書生と俥夫が机をかついで、二丁足らずの、まっすぐな新道を通って、源泉学校へ入学した...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...今まで水入れの水を入れるのにガブと入れ過ぎたやうな時でも一度も溢れ出した事はない...
正岡子規 「病牀六尺」
...光勝自前の田に水入れその経に向い祷(いの)るに苗茂る事夥(おびただ)し...
南方熊楠 「十二支考」
...セララバアドは小さな革(かわ)の水入れを肩(かた)からつるして首を垂(た)れてみんなの問(とい)やアラムハラドの答をききながらいちばんあとから少し笑(わら)ってついて来ました...
宮沢賢治 「学者アラムハラドの見た着物」
...そばへ寄って硯(すずり)の水入れの水を檀紙(だんし)にしませて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...此處に珍らしく餅搗臼を茶碗くらゐの形にちぢめた水入れの...
室生犀星 「京洛日記」
...相當に見られる水入れのやうに思へた...
室生犀星 「京洛日記」
...水入れのような雑器に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...硝子(がらす)の水入れに付いてる様な水晶の栓で...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
便利!手書き漢字入力検索