...わたしは呼吸器の病氣を癒すために横濱の根岸海岸に一小屋を借り...
石川三四郎 「浪」
...この病氣は直るものでないから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...充分はしやいで見るのも面白からうといふ氣になり...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「それどころかい?」義雄は少しも浮いた氣になれなかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...定めて待兼ねて居るだらうと思つて氣が氣で無かつたのだがね」と文太郎は春三郎の勞を犒ひ顏に斯う言つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...しかし私は自然のこの後の意味が前の意味とは甚だ異なることに十分に氣づくのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
... 430勇氣鋭く強しとも此の如しと覺悟せよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それまで私もその女には氣附かずにゐた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...お秋を返す氣はないに決つてゐます」「――」「私は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...響いてゐるのに氣が附きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの人の友達なら氣を付けるが宜いよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...差し向き氣のきいた叔母さんの心當りもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「わかつたやうな氣がするよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...子供のやうに單純で無邪氣にまでいぢらしい一面と...
萩原朔太郎 「室生犀星に就いて」
...少しの事にても病人に氣遣するときは病氣に障るものなり...
福澤諭吉 「養生の心得」
...死者の魂をもう一度戻すやうに「雁につげよ」と乞ふやうな氣もちになる...
堀辰雄 「伊勢物語など」
...氣づかはしげな顏が...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...誰も彼も懷中の乏しきは氣ぶりにも見せないで...
水上滝太郎 「大阪の宿」
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