...自然の氣まぐれなる干渉を許さない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...」斯う義雄が答へたのには自分の持ち物の方には面倒くさい病氣がとツ付いてゐると云ふ不平も含めた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「じつはそうなんです」とパーヴェル・パーヴロヴィチは無邪氣な調子で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...此の派手な花も大いにふさはしさうな氣がするが...
中島敦 「環礁」
...それ丈余は更に平氣で居憎い氣持がした...
長塚節 「佐渡が島」
...振り向いて見る氣もしません」「――」「親分さんをお見かけした時は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ正氣に返つては居りません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本人も氣が進まないので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その氣があるなら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...弱氣の巾着切と見せかけたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...丁度、彼のあの容貌がさうである如く、どこかに子供らしい、元氣の好い、何でも新しいものや舶來のものに憧憬をもつ、鮮新無比の感覺がをどつてゐる...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...妙子は相變らず元氣で...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...前の日に殆んど何も食べてゐなかつたから空腹(くうふく)で殆んど病氣になる程だつたのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...一人ではとても行く勇氣がないと云つてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...此の根氣くらべは...
三島霜川 「平民の娘」
...どこにも私の氣持をやすらげてくれるところもなく...
室生犀星 「京洛日記」
...私はまたかといふ氣で滿子から眼を放してしまひ...
室生犀星 「帆の世界」
...橋の上を若い男の元氣の好い聲が通つて行く...
吉江喬松 「山岳美觀」
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