...気高い美しさを失はなかつた...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...彼女の一重瞼をこんなに気高いと思ったことはない...
池谷信三郎 「橋」
...彼は気高い立派な人であった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その姿の優しいこと、気高いこと、尊いこと、清いこと、この水に向うて立ちますと、人膚(ひとはだ)が背後(うしろ)から皮を透(とお)して透いて見えます位、急にも流れず、淀(よど)みもしませず、浪(なみ)の立つ、瀬というものもござりませぬから、色も、蒼(あお)くも見えず、白くも見えず、緑の淵(ふち)にもなりませず、一様に、真(ほん)の水色というのでござりましょ...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...気高い……十八九の...
泉鏡花 「絵本の春」
...気高い仏でありながら...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...その気高い女王さまに思わず軽くお辞儀をした...
太宰治 「ろまん燈籠」
...……あなたは気高い心をもったおかたですから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...どこかにむしろ気高い風を帯びていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...後年の気高い情操...
野村胡堂 「楽聖物語」
...貴下のお書きになる種々な人物のなかで、わたくしの一番好きな、気高い、いつも白と紫の衣(きぬ)を重ねて着ているような、なんとなく霊気といったものが、その女をとりまいている...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...一番気高い現われとしての文学的精神とか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...もうすこし気高い……神様のように静かな……又は幽霊の声のように気味のわるい鼓の音はないものか知らん……などと空想した...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...犬ならばそこに来ております」と気高い女は青年(わかもの)を指しました...
夢野久作 「犬の王様」
...そうして永久に気高いもので御座いました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...こんなに気高い女であったのか...
夢野久作 「白髪小僧」
...この世ほど潔(きよ)く気高い所はなく...
吉川英治 「茶漬三略」
...この気高い観音は...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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