...お婆(ばあ)さんでもないでしょう」「気高い淑女です」「男であろうが...
海野十三 「爆薬の花籠」
...「規範」「(1)医術はすべての術のうちで最も気高いものである...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...奥さんへ気高い親切を示すようになられた」というのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...不思議がっているほどの気高い娘でありました...
太宰治 「駈込み訴え」
...あのマア坊の気高い顔で救われたのだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...ついさっきまでの気高い楊柳観音のポーズ崩(くず)れて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...この証人の示した気高い亀鑑は...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...君はひとりの気高い男に死をもたらし...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...気高い長老で曲馬師で新古典派で香具師(やし)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気高い矜(ほこ)らかな貧しい孤立のうちに暮らしていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...行状(ぎょうじょう)に至ってはすこぶる気高いものであった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...つらい務めと言うよりはむしろ気高い務めで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これこそ気高い結婚の模範である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...きわめて貴い愛情によってその気高い心をふるい立たせながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あの気高いソクラテスの講説も彼の友人たち*によってはるかに我々に伝えられたもので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...犬ならばそこに来ております」と気高い女は青年(わかもの)を指しました...
夢野久作 「犬の王様」
...こんなに気高い女であったのか...
夢野久作 「白髪小僧」
...忠平の顔面に残っていた苦悶の表情が、あとかたもなく緩み消えて、死人のみが知る極楽世界の静かな静かな満足をひそやかに微笑んでいるかのような、気高い、ありがたい表情になった...
夢野久作 「眼を開く」
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