...どこかに気高い処のある...
泉鏡花 「悪獣篇」
...そしてあなたのもっとも気高い真実な愛情に対する私の信頼の念が不変であることをお信じください」 彼が不変でないことなどありえようか...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...気高いおかたでしょうね! たぶんもう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...仮令(たとい)馬を描いても気高い...
夏目漱石 「模倣と独立」
...“学者は速い舌、小さな唇、きちんとした歯、気高い外観、形の良い鼻と耳、生き生きとした精神、および優雅な挙動、を持っていなければならない...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...あまりに気高いこの婦人は...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...私は涙がこぼれます――あんな気高い...
野村胡堂 「百唇の譜」
...そして男はそういう気高い死者に助けられながら...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...うつろな目でメアリの気高い青ざめた顔を見あげても...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...額と目とには気高い処がありますね...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...あのティモレオンが練りにねった気高い謀(はかりごと)によってやっと成就した殺害を泣いたとき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々がかくまでに気高い信仰の真理を知りうるのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...気高い霊魂がすることである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あのように気高い忍耐をもってあらゆる艱難辛苦に堪えたのみならず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そうして、やはりこの上もない御親切な、気高い、慈悲深い顔をなすって、「どうです...
夢野久作 「少女地獄」
...世にも気高い御姿(おんすがた)...
夢野久作 「白髪小僧」
...そのデスマスクを取る直前の父の顔は実に満足そうな……生前に見たドノ顔よりも気高い...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...その銅のつややかな肌がふっくりと盛りあがっているあの気高い胸...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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