...それから大変気難しい方だとも聞いていました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「最初の印象」
...急に気難しい顔をした...
薄田泣菫 「茶話」
...父は昔のまゝの気難しい表情の下で...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...」乳母は無口で気難しい類の人物らしいが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...気難しい性格をも覆い隠しているように見えた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「あなたは間違ってますよ! ヴォートランさんは実直な人だわ、いくらか、死んだクチュールのタイプかもしれない、ぶっきらぼうだけど人が善くて、気難しいけど、いいことを言ってくれる」ちょうどこの時、ヴォートランが至極上機嫌で入ってきた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...いつもの気難しい顔が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ゴーシ卿の気難しい表情が少し和らいだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...一番気難しいクラブ会員すらチンピラとつるみかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...父の気難しいのは今はじまったことではない...
矢田津世子 「父」
...母のいた頃は気難しいといっても口に出して女中をなど叱りつけるようなことはなく...
矢田津世子 「父」
...母の亡くなったこの節では気難しい上に癇がたかぶって来て妙にいらいらした素振りさえみえる...
矢田津世子 「父」
...お父様は気難しいからわたしたちで探そうと思っても仲々適当なひとがみあたらない...
矢田津世子 「父」
...「何んだ?」と父は眉間の縦皺を深めたいつもの気難しい顔になった...
矢田津世子 「父」
...いかにも気難しい人柄であったように見られる傾きがあった...
柳田国男 「故郷七十年」
...気難しいことといったら無類な先生だ...
吉川英治 「剣の四君子」
...弥五郎一刀斎は気難しい...
吉川英治 「剣の四君子」
...無類に気難しい人だ)と...
吉川英治 「新書太閤記」
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