...そして気長に相手の疲れるのを待つ積りだ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...兎角気長に構へさせられてな...
薄田泣菫 「茶話」
...気長に好機を待つことにした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は気長にそういう主人公を築き上げた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ふたたび気長に織り出し始めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気長にゆっくりやるのが楽しみだった...
豊島与志雄 「反抗」
...少しの休みもなく而も気長に身仕舞をした...
豊島与志雄 「理想の女」
...気長に暑いもんだ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...やはり気長に欲しがる人を探(さが)さないと損だと云う叔父の意見に同意して...
夏目漱石 「門」
...ゆっくり気長に養生でもしたらいいでしょうと...
沼田一雅 「白い光と上野の鐘」
...少し気長に見張っていてくれ」「ヘエ――」ガラッ八は少し役不足らしい顔でしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蝋燭の火で気長に腋を焼くぐらいのことしかしないが...
久生十蘭 「新西遊記」
...第十四 米のコロッケーは上等にするとお米から牛乳で煮ますが手軽にすれば炊いてある御飯を大匙五杯だけ牛乳一合の中へ入れて弱い火で気長に煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...その時前の物を大匙へ一杯ずつ掬(すく)って油の中へそうっと落して気長に揚げますが揚がったと思う時分小楊子(こようじ)を刺し込んでみて何も着いて来なければ新聞紙か西洋紙の吸取紙(すいとりがみ)の上へ一つ一つ置いて油を切ります...
村井弦斎 「食道楽」
...再会を気長に待っていられなくなって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...気長に見ていてくれる人があればわかるだろうがね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...気長に私を見ていてください...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...時刻になるまで気長に待つ積で...
森鴎外 「追儺」
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