...気長にチビリチビリやるべき性質の飲料である...
石川欣一 「可愛い山」
...まあ気長にやって見るこッてすな...
谷崎潤一郎 「細雪」
...リリーが外へ出て来るのを気長に待っているより外に手はないのだが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...リヽーが外へ出て来るのを気長に待つてゐるより外に手はないのだが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...気長に好機を待つことにした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ふたたび気長に織り出し始めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして気長に鸚鵡を訓育するなどということは...
豊島与志雄 「同感」
...多少気長に待っていてもらいさえすればよろしい――その打合せはおたがいによく届いていましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...気長にのたくらせたように見えるのが海の色だ...
夏目漱石 「草枕」
...気長に捜したら出て来るだろう」平次は諦(あきら)めて寺を立出でました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気長にみてゆくよりしかたがないんだそうだよ...
林芙美子 「お父さん」
...蝋燭の火で気長に腋を焼くぐらいのことしかしないが...
久生十蘭 「新西遊記」
...その代り涼しい処で気長に丁寧(ていねい)に泡立てて拵えて御覧なさいまし...
村井弦斎 「食道楽」
...第三炒米(いりごめ)の粥これは一旦(いったん)お米の洗ったのを乾かせて炮烙(ほうろく)でよく炒って少し塩を加えて水から気長に弱い火で煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...これには牛か鳥のスープへ塩味をつけてお米から気長に煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...その跡(あと)の茶汁へお米を入れて気長に煮ますが出来上る少し前に塩を加えて味を付けます...
村井弦斎 「食道楽」
...このような難関を前にしても」「気長にとはいわん...
吉川英治 「私本太平記」
...気長に時を待つのほか...
吉川英治 「新書太閤記」
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頭の先から足の先まで 虫の知らせ イロハのイ
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