...気長に待ってください...
...もう少し気長に考えてみます...
...彼は気長にたしなめるように話しました...
...良い結果が出るまで気長に取り組むつもりです...
...気長に生きることが大切だと思う...
...わしの二つの生活を気長く観照してゐたのである...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...気長にお暮らしなさいまし...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...一時間――二時間――猫が鼠(ねずみ)をまつように、気長く、しかも油断なく、三人は待った...
海野十三 「恐竜島」
...さすがに気長のわしも...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...彼らは蜜蜂(みつばち)の仕事よりもさらに気長い巧妙な建設の仕事をふたたび始めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それに彼女はオットーほどの気長さをもたなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...民衆と親和する音楽家らの気長い世代が必要なのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然しそこには既に、大きな守宮が食いあきた腹をこちらに見せて、鈍感に、気長に、悠然と、いつまでも、恐らく夜通し、じっとのさばっている...
豊島与志雄 「守宮」
...気長にしてきたのが...
直木三十五 「南国太平記」
...そいつが水に濡れて自然に首をしめてくれるのを気長に待っているなんぞは...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...樹上に逃げ上るとこの虎極めて気長くその下で七日まで待ち通した...
南方熊楠 「十二支考」
...よほどよく気長に擂らないといけません...
村井弦斎 「食道楽」
...第十四 米のコロッケーは上等にするとお米から牛乳で煮ますが手軽にすれば炊いてある御飯を大匙五杯だけ牛乳一合の中へ入れて弱い火で気長に煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...鮑のフクラ煮も決して塩をつけずに糠(ぬか)でくるんで章魚のようにやっぱり大根で叩いてその大根と一所に煮ますが弱い火で気長に煮なければなりません...
村井弦斎 「食道楽」
...気長に見ていてくれる人があればわかるだろうがね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...随分気長に解いている...
森鴎外 「カズイスチカ」
...英軍が気長に洞道(トンネル)を切り開いたので漸(やうや)く陥落したのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...気長に足利弱小化を...
吉川英治 「私本太平記」
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