...気長に待ってください...
...もう少し気長に考えてみます...
...彼は気長にたしなめるように話しました...
...良い結果が出るまで気長に取り組むつもりです...
...気長に生きることが大切だと思う...
...気長に竜の天上を待ちかまえて居るのでございましょう...
芥川龍之介 「竜」
...まあ気長にみっちりやるんだね...
太宰治 「正義と微笑」
...彼女が答案を作るまでは黙って気長に構えています...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...こうして彼は気長に結果を待っている筈(はず)でしたが...
谷崎潤一郎 「途上」
...そのためにわれわれはだんだんに鈍になり気長くなってしまったのであろう...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...人々の賤劣(せんれつ)さとオリヴィエの気長さとに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...民衆と親和する音楽家らの気長い世代が必要なのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気長く待ってるだけである...
豊島与志雄 「風俗時評」
...一時頃までも気長にぼんやりしている...
豊島与志雄 「北支点描」
...疲れ切って気長に待っていたのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...やはり気長に欲しがる人を探(さが)さないと損だと云う叔父の意見に同意して...
夏目漱石 「門」
...その三つを鉢へ入れて先ず大匙一杯のサラダ油を加えてよくよく気長に溶き混ぜます...
村井弦斎 「食道楽」
...第三炒米(いりごめ)の粥これは一旦(いったん)お米の洗ったのを乾かせて炮烙(ほうろく)でよく炒って少し塩を加えて水から気長に弱い火で煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...その跡(あと)の茶汁へお米を入れて気長に煮ますが出来上る少し前に塩を加えて味を付けます...
村井弦斎 「食道楽」
...鮑のフクラ煮も決して塩をつけずに糠(ぬか)でくるんで章魚のようにやっぱり大根で叩いてその大根と一所に煮ますが弱い火で気長に煮なければなりません...
村井弦斎 「食道楽」
...――キリストだって――ほんとうにキリストだって、一度にザアッとなさったのではなく、追われたりしながらも、気長く、歩いていかれた道なんですもの...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...英軍が気長に洞道(トンネル)を切り開いたので漸(やうや)く陥落したのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...この東国に気長な根を張られたら...
吉川英治 「私本太平記」
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