...気長に待ってください...
...もう少し気長に考えてみます...
...彼は気長にたしなめるように話しました...
...良い結果が出るまで気長に取り組むつもりです...
...気長に生きることが大切だと思う...
...気長にチビリチビリやるべき性質の飲料である...
石川欣一 「可愛い山」
...そして気長に相手の疲れるのを待つ積りだ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...熱は取れたけれども関節の曲りは依然として癒らないから一両日の内に退院して故郷の前橋へ帰つた上で何所かの温泉へ行つて気長く養生することになつてゐる明日は午後は父も来ないからちよつと逢ひに来てくれまいかと云ふ意味を鉛筆で走り書きしたものであつた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...映画の世界にもいつかはまたそうした人が出るであろうという気長い希望をいだいてそうしてそれまでは与えられたる「荒木又右衛門(あらきまたえもん)」を...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...殆んど自棄的な気長さを強いられた...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...彼らは蜜蜂(みつばち)の仕事よりもさらに気長い巧妙な建設の仕事をふたたび始めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...民衆と親和する音楽家らの気長い世代が必要なのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おのが生の道筋を気長に孜々(しし)として掘っている同類の人々とも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気長くその時を待っていさえすればよい...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気長く身を任せて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気長に暑いもんだ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...○総べてスープは強火にて煮れば濁りやすきものなれば弱火にて気長に煮るべし...
村井弦斎 「食道楽」
...第十四 米のコロッケーは上等にするとお米から牛乳で煮ますが手軽にすれば炊いてある御飯を大匙五杯だけ牛乳一合の中へ入れて弱い火で気長に煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...その時前の物を大匙へ一杯ずつ掬(すく)って油の中へそうっと落して気長に揚げますが揚がったと思う時分小楊子(こようじ)を刺し込んでみて何も着いて来なければ新聞紙か西洋紙の吸取紙(すいとりがみ)の上へ一つ一つ置いて油を切ります...
村井弦斎 「食道楽」
...気長に見ていてくれる人があればわかるだろうがね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...百円の金時計も気長に値切れば拾円にも負ける相である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...気が短うては事を破る」「気長になれと仰っしゃるのですか...
吉川英治 「私本太平記」
...このような難関を前にしても」「気長にとはいわん...
吉川英治 「私本太平記」
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