例文・使い方一覧でみる「気落ち」の意味
スポンサーリンク...全身の筋肉が一時にゆるむような気落ちを感じて... 
芥川龍之介 「偸盗」
...と下枝は落胆（がっかり）気落ちして...
泉鏡花 「活人形」
...民衆は自分自身はどれ程諦らめどれ程気落ちしていても...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...彼女はがっかり気落ちのした凋（しお）れた顔つきになって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...それほどこの悲しい事件に際して気落ちしてはいなかった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...『気落ちなさらずに...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...ちょっと気落ちがした...
徳田秋声 「仮装人物」
...一たびは気落ちしが...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...恒子は急に気落ちした思いで...
豊島与志雄 「化生のもの」
...すっかり気落ちして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...すっかり気落ちして...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...自分をこの世から消しとるという単純な仕事が、どうしてこんなにもむずかしいのかと思うと、気落ちがして、白々とした気持になった...
久生十蘭 「肌色の月」
...見にくるといっていたけど」大池は気落ちしたように...
久生十蘭 「肌色の月」
...焼けつくしてしまったような気落ちを感じた...
正岡容 「寄席」
...わたしはすっかり気落ちがしていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...みるみるうち落莫（らくばく）たる気落ちの色が全軍を蔽（おお）った...
吉川英治 「上杉謙信」
...おことわりを」しゅんと、一瞬の気落ちと、研（と）がれた冴えが、人々を吹いたと思うと、佐備、天見、中院、矢尾など以下、ほとんど半数以上が一せいに座を立って、「正季どの、行こうっ...
吉川英治 「私本太平記」
...一時は気落ちもしたが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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