...況(いわ)んや現に政府の顕官(けんかん)中にも竊(ひそか)に不平士族と気脈(きみゃく)を通じて...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...既に彼等と気脈を通じて動き出そうとする様子が顕然としているし...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...その気脈を四方に通じ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...親しい気脈を通じて彼此相倚(ひしあいよ)るような心持がしたのを愉快に思ったのである...
夏目漱石 「思い出す事など」
...少しの気脈も通じていない事に気が付いた...
夏目漱石 「道草」
...気脈を通ぜずして...
福沢諭吉 「学者安心論」
...ホテル内の細胞となって気脈を通じていたことは...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...なお多少の気脈を通じていたかったので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...重病者の気脈のごとく...
吉川英治 「三国志」
...丞相に気脈を寄せらる...
吉川英治 「三国志」
...彼らの陣中からひそかに予に気脈を通じて来おる者すらある...
吉川英治 「三国志」
...みな配所に気脈をつうじて...
吉川英治 「私本太平記」
...鎌倉方に気脈をつうじている女性と...
吉川英治 「私本太平記」
...今もなにか気脈のあるらしいことが分ったので...
吉川英治 「私本太平記」
...黄泥岡(こうでいこう)の匪賊(ひぞく)と気脈を通じ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かねてから気脈を通じ...
吉川英治 「平の将門」
...一八郎へ気脈を通じる者がある様子でござりますぞ」「心得ぬことじゃ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...京の公卿(くげ)たちと気脈を結んで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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