...それに「運命」という奴が気紛れもので...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...軍治は父の膝から今度は幾の方へと気紛れに乗り移つて...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...一時の気紛れから貴方がその唯一の嚮導の主義に背いてその女をお選びになったところで...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...気紛れにいつもは出たことのない東京駅東口へ出てそこから車を拾って帰ったが...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...贅沢や気紛れであって堪るものか...
豊島与志雄 「悪夢」
...他愛ない夢か気紛れの冒険かに過ぎないと思われたのに...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...そして気紛れな渦巻き...
豊島与志雄 「山吹の花」
...益満の気紛れ、奔放は、十分に知っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...それは断じて気分の気紛れではなく...
中井正一 「絵画の不安」
...途中の気紛れにしろ...
中里介山 「大菩薩峠」
...冷淡で、薄情で、気紛れで、怒りっぽい...
久生十蘭 「白雪姫」
...気紛れな思いつきや...
久生十蘭 「南極記」
...気紛れなマネキン!……)竜太郎は...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...社会の歴史は進化ではなくてただ気紛れな変化の連続であるというのなら...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...救貧監督官は時にこれを気紛れな侮辱的な態度で分与し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...怠惰や勤勉や気紛れによって各種各様の変化を受けるところの...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...狂った・無節制な・気紛れに従って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうかして気紛れに持って出ても...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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