例文・使い方一覧でみる「気紛れ」の意味


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...私は風来ものの大気紛れさ...   私は風来ものの大気紛れさの読み方
泉鏡花 「開扉一妖帖」

...その結果明かになったことは、大体に於いてあの人はああ云う風な洒脱(しゃだつ)な紳士型であるけれども、あれで案外気分屋で、時に依(よ)っては機嫌(きげん)の悪いこともあること、子爵家にはあの人の腹違いの兄に当る、嫡男(ちゃくなん)の正広と云う人があるが、その人とは分けても仲が悪くて、よく喧嘩(けんか)をすること、光代自身は見ていないが、激して来ると兄貴を殴ったりもしかねないと云う話であること、多少酒の上が悪い方で、酔うと随分乱暴をしたものであること、但(ただ)し近来は流石(さすが)に年を取って来たので、泥酔する程飲むようなことはめったになく、従って乱暴もしなくなったこと、尤(もっと)もあの人は亜米利加(アメリカ)仕込みであるから、レディーに対しては礼儀に厚い方で、昔からどんなに酔っ払っても婦人に手を上げたりしたことはないので、その点は安心であること、等々であるが、なお一つ二つあの人の欠点を云えば、何事にも理解が早くて趣味が広い代りに、気紛れで、一つ事に熱中する根気がないこと、人を御馳走(ごちそう)したり、世話したりすることが大好きで、金を散ずることは上手であるが、作ることは下手であること、等々であると、光代は貞之助が尋ねないこと迄も、進んで答えたのであった...   その結果明かになったことは、大体に於いてあの人はああ云う風な洒脱な紳士型であるけれども、あれで案外気分屋で、時に依っては機嫌の悪いこともあること、子爵家にはあの人の腹違いの兄に当る、嫡男の正広と云う人があるが、その人とは分けても仲が悪くて、よく喧嘩をすること、光代自身は見ていないが、激して来ると兄貴を殴ったりもしかねないと云う話であること、多少酒の上が悪い方で、酔うと随分乱暴をしたものであること、但し近来は流石に年を取って来たので、泥酔する程飲むようなことはめったになく、従って乱暴もしなくなったこと、尤もあの人は亜米利加仕込みであるから、レディーに対しては礼儀に厚い方で、昔からどんなに酔っ払っても婦人に手を上げたりしたことはないので、その点は安心であること、等々であるが、なお一つ二つあの人の欠点を云えば、何事にも理解が早くて趣味が広い代りに、気紛れで、一つ事に熱中する根気がないこと、人を御馳走したり、世話したりすることが大好きで、金を散ずることは上手であるが、作ることは下手であること、等々であると、光代は貞之助が尋ねないこと迄も、進んで答えたのであったの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...それでも以前にはとき/″\気紛れに彼女たちを訪れることがあったけれども...   それでも以前にはとき/″\気紛れに彼女たちを訪れることがあったけれどもの読み方
谷崎潤一郎 「武州公秘話」

...淡い気紛れなものであったが...   淡い気紛れなものであったがの読み方
谷崎潤一郎 「二人の稚児」

...食事のとき気紛れな口喧嘩をせずにすんだことは一度もなかった...   食事のとき気紛れな口喧嘩をせずにすんだことは一度もなかったの読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」

...そして気紛れに箸の先で毛虫をとったりしている自分の愚かさに気が付いた...   そして気紛れに箸の先で毛虫をとったりしている自分の愚かさに気が付いたの読み方
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」

...わたしが妻の気紛れを咎めると...   わたしが妻の気紛れを咎めるとの読み方
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」

...それは断じて気分の気紛れではなく...   それは断じて気分の気紛れではなくの読み方
中井正一 「絵画の不安」

...決して気紛れでは無かったのです...   決して気紛れでは無かったのですの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...気紛れにチョッチョッと呼んでも...   気紛れにチョッチョッと呼んでもの読み方
二葉亭四迷 「平凡」

...この気紛れな衝動のおかげであった...   この気紛れな衝動のおかげであったの読み方
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」

...ほんの気紛れだつたんだ...   ほんの気紛れだつたんだの読み方
牧野信一 「明るく・暗く」

...「私は九郎ぢやない――気紛れといふ性質を知らぬ唯物論者だ...   「私は九郎ぢやない――気紛れといふ性質を知らぬ唯物論者だの読み方
牧野信一 「ゾイラス」

...気紛れなハーモニカや一組のトランプなど入つてゐるズツクのバケツを携へたお雪を従へて...   気紛れなハーモニカや一組のトランプなど入つてゐるズツクのバケツを携へたお雪を従へての読み方
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」

...例の気紛れで不意とあいつに姿を隠されでもしたら片なしだからな...   例の気紛れで不意とあいつに姿を隠されでもしたら片なしだからなの読み方
牧野信一 「月あかり」

...(b)往々にしていとも気紛れなる「時」の手がこわれはてたる定命を縫い繕いたり...   往々にしていとも気紛れなる「時」の手がこわれはてたる定命を縫い繕いたりの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...更に嗜好や気紛れにも支配される...   更に嗜好や気紛れにも支配されるの読み方
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」

...急に何か気紛れを起したりすると...   急に何か気紛れを起したりするとの読み方
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」

「気紛れ」の読みかた

「気紛れ」の書き方・書き順

いろんなフォントで「気紛れ」

「気紛れ」の英語の意味


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頭の先から足の先まで   虫の知らせ   イロハのイ  

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