...言動が気短なため、すぐイライラしてしまう...
...気短な性格の人とは付き合いづらい...
...毎回気短になって怒鳴るのはよくない...
...息子は学校での勉強が苦手なため、母親が気短になってしまう...
...誰でも気短になることはあるが、その状態を長く続けてはいけない...
...気短かに用事を怒鳴(どな)りつける夫も居なくなった...
海野十三 「俘囚」
...気短な奴は、私の指に食ひついたり、細い毛脛でもつて私の額を蹴飛ばしたりしました...
薄田泣菫 「草の親しみ」
...相手は気短(きみじか)の夕立で...
薄田泣菫 「茶話」
...少し風が吹く日には気短にも次から次へと散つて往つた...
薄田泣菫 「独楽園」
...彼は別人のやうに気短かに...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...温情はなく虚栄心に富んで気短かで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気短かになったのか――それにしても...
直木三十五 「南国太平記」
...少し一国で気短かで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼は実に気短かな男で...
牧野信一 「ゼーロン」
...何か余程気短な感動といふやうなものばかりを期待し過ぎてゐたとでも云ふのであつたらう――おそらく長い間のいばらの道を通りつゞけて来た此素朴純粋なる作家の幸福を祈らうとするおもひが一杯であつたにも係はらず...
牧野信一 「痩身記」
...または病人の気短く請求する時はなるべく早く調製する必要も起つて来る...
正岡子規 「病牀六尺」
...たださえ気短な江戸生れ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...私たちの気短かい期待でいきなり明日に求めても無理で...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...傭兵は気短に、給料の下渡(さげわたし)をぎょうぎょうしく催促して、4820それを払ってしまったら、皆逃げてしまいそうにしている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...良人は病いの床の気短く...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...腹掻ッ切って相果てましてござりまする」「さても気短な...
吉川英治 「私本太平記」
...羞恥もゆるしておかない気短なあらあらしい動作は...
吉川英治 「私本太平記」
...「杉山検校でございますな」「そうじゃ、時折、眠りにつくまえ療治してもろうておるが、老人気短か者で、よう渋面(じゅうめん)を作る」「諸家(しょけ)から招きが多いようですから、むりもございますまい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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