...神戸に居る息子の仕送りで気楽に日を送つてゐるが...
薄田泣菫 「茶話」
...老先を気楽に暮らす工夫をせんならんぞ...
薄田泣菫 「茶話」
...一方では良心をごく気楽に考える人もあって...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...気楽に買ひ物に出掛けられるので...
太宰治 「津軽」
...大いに気楽になる...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...実に気楽な所だ」「気楽になって...
夏目漱石 「虞美人草」
...これでも君を気楽にさせるについては...
夏目漱石 「虞美人草」
...「僕も気楽に幽霊でも研究して見たいが...
夏目漱石 「琴のそら音」
...そりや君の様に気楽に暮(くら)せる身分なら随分云つて見せるが――何(なに)しろ食(く)ふんだからね...
夏目漱石 「それから」
...純な学生さんとこう気楽にお話をして居たくもなるワ...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...割に気楽に話をすることができた...
三木清 「西田先生のことども」
...いっとき気楽になったような気がする...
三好十郎 「歩くこと」
...危険に際して自然と我々を気楽にし心強くするのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人は貧乏の中に気楽に暮すことはわけなくできるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だから気楽に野で遊んでいる小鳥は...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...初めて気楽に盃を交わしあった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...講演者はまた気楽にしろの火桶を抱えろのと如才がない...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...気楽に晩年を過ごそうよ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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