...本当に人間らしい気持ちで互いに膝(ひざ)を交えることができようとは...
有島武郎 「親子」
...なお気持ちが悪いものですから...
江戸川乱歩 「大金塊」
...つめたい花びらをいちまい胸の中に宿したような気持ち...
太宰治 「十二月八日」
...もうどっちでも同じことのような気持ちで...
太宰治 「フォスフォレッスセンス」
...それをかまわず筆をつける時にはかなりヒロイックな気持ちになる...
寺田寅彦 「自画像」
...実際気持ちの不愉快なときは...
寺田寅彦 「自由画稿」
...無心の気持ちを求めて...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...捨てばちな気持ちであつた...
林芙美子 「浮雲」
...五十四気持ちよく別れてしまへないかと云はれて...
林芙美子 「浮雲」
...なぜか侘しい気持ちがいっぱいだった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...妙に気持ちが焦々して...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...機械の付属部分として働いてる時の顔つきや気持ちと...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...自身の気持ちをおさえる力も今はないように見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そんなにまで私の気持ちは純になっているのですよ……只あの『あやかしの鼓』だけは置いて行きます……可哀そうな妻木敏郎のオモチャに……敏郎はあれを私と思って抱き締めながら行きたいところへ行くでしょう」私は両手を顔に当てた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...そうしたお母様の気持ちから感化を受けまして立派な子供になりますのだそうで...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...ブル・オヤジが百人出て来たって、妾の気持ちを、とり直すことなんか出来やしなかった...
夢野久作 「ココナットの実」
...こうした主張と比喩には大きな間違いがあるかも知れないが、私の気持ちは、こんな風に説明するのが一番近いような気がする...
夢野久作 「私の好きな読みもの」
...それは当時の気持ちを一層はっきりさせるためである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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