...彼は気息奄々に走り続けた...
...病人は気息奄々に息を吐いていた...
...長時間の運動で息が上がり、気息奄々になった...
...彼女の死体を見つけた時、彼女は気息奄々であった...
...仕事に追われて、気息奄々になっている...
...この不幸なる病人は気息奄々(えんえん)として死したるごとく...
泉鏡花 「活人形」
...下枝は気息奄々(えんえん)と...
泉鏡花 「活人形」
...気息奄々(きそくえんえん)のハルクほど...
海野十三 「火薬船」
...気息奄々(きそくえんえん)としてゴンドラの底に横たわっていた...
海野十三 「空中漂流一週間」
...気息奄々(きそくえんえん)としている河村から聞きだすのが一番いいことだと思われたのに...
海野十三 「地球盗難」
...気息奄々(きそくえんえん)たる身体をサンキス号の船上に移したその翌朝のことで...
海野十三 「地球発狂事件」
...一見したところ気息奄々(きそくえんえん)としてゐたが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...産婦は気息奄々(きそくえんえん)たるありさまであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ここで気息奄々(きそくえんえん)たる道庵は動きが取れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...気息奄々(えんえん)たる様(さま)でとっつきの一軒に匍い込む...
中島敦 「盈虚」
...気息奄々(きそくえんえん)として今や路傍に呻吟(しんぎん)しつつあるは必然の結果としてまさに起るべき現象でありましょう...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...気息奄々(えんえん)というていである...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...文字どおり気息奄々(えんえん)と眠っていた...
北條民雄 「いのちの初夜」
...気息奄々(えんえん)の乱れを見せた大月玄蕃が...
吉川英治 「剣難女難」
...あれまでご辛抱なさいまし」もう気息奄々(きそくえんえん)としている袁術の手を肩にかけながら...
吉川英治 「三国志」
...気息奄々(きそくえんえん)たる原士と堀田伊太夫の死骸が仆れている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...気息奄々(きそくえんえん)な傷負(ておい)の呻(うめ)きが...
吉川英治 「夕顔の門」
...この気息奄々(えんえん)たる雑誌に活を入れる大変化が起った...
蘭郁二郎 「休刊的終刊」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??