...何がなしに気強くなつて来た...
石川啄木 「赤痢」
...非常にわれらを気強く思わせる...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...「おもとめによりお匿まい申しましょうから、お気強く遊ばせ...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...急に気強くなつて...
薄田泣菫 「黒猫」
...六月土用に入りても密雲冪々として天候朦々晴天白日を見る事殆ど稀なり(中略)毎日朝夕の冷気強く六月土用中に綿入を着用せり...
太宰治 「津軽」
...気強く生まれついていたので...
徳田秋声 「縮図」
...どのくらい気強く...
中里介山 「大菩薩峠」
...気強く「只今は心もちが悪うございますので...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...旧(もと)の処でお会いいたしとうございました」と私が気強くすっかりもう仲の絶えたようにして返事を差し上げると...
堀辰雄 「ほととぎす」
......
槇村浩 「明日はメーデー」
...立秋(八月八日頃)後半月位は暑気強くして秋の感起らず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...団結の力を得て気強くなり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...救われたように気強くなって...
水上滝太郎 「果樹」
...なぜああまで気強くなさるのでしょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分ながら気強く思った...
森鴎外 「心中」
...そうして幾度も幾度も根気強く「誰かいな誰かいな」を繰返して...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...其(その)草花(さうくわ)の根の風霜に耐へる如く根気強く己(おの)が義務に忠実であるのです...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...彼を気強くさせるものだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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