例文・使い方一覧でみる「気強い」の意味
スポンサーリンク...あゝ云ふえらい真似はとても尋常一様な者にや出来ないわねえ』『全く驚いたわ』二人の女は猶しきりにそのおかみさんの気強い良人（おっと）に対する乱暴な言葉などを取り上げて噂してゐた... 
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...実験室とはいえ自邸の一隅（いちぐう）にとどめることの出来るのは何となく気強いことだったし...
海野十三 「振動魔」
...あの根気強い足首がやはり往ったり来たり...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...Ｔ君がゐてくれると、私は、何だか安心で、気強いのである...
太宰治 「津軽」
...気強い母親に疎（うと）まれがちであった...
徳田秋声 「あらくれ」
...あの方だつて気強い事は言つてゐられないでせう...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...人間のうちには気強いものや崇高なものや剛健なもの……も同程度に於て存在しているから...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...気強いお前は矢張り男よ...
西尾正 「陳情書」
...気強いけれどなあ」と語って彼はホロリとした...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...根気強い男だった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...気強いじゃないか...
三好十郎 「好日」
...殿方の気強いお心から...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...根気強い虚構（うそ）を作って...
夢野久作 「少女地獄」
...何か気強い気がして...
吉川英治 「江戸三国志」
...気強い道中ができまする」「なんの...
吉川英治 「剣難女難」
...この気強い味方を迎えると...
吉川英治 「新書太閤記」
...少しは気強い思いがある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...まず帰りは気強いというものでございます」「所々（ところどころ）に見える灯は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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