...使 しかしこの耳は気味が悪いでしょう...
芥川龍之介 「二人小町」
...「よおし、何が入っているか、一つ鞄をあけてくれよう」「よしなよ、気味が悪い...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...気味が悪いですね...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...「気味が悪いな...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...全体にうす気味が悪いと云ふのが当つてゐた...
武田麟太郎 「一の酉」
...「気味が悪い...
太宰治 「新ハムレット」
...この土蔵の中が気味が悪い...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうも横目でじろじろとこちらを見ていられるようで気味が悪い...
中里介山 「大菩薩峠」
...薬缶(やかん)を取ったりするのが気味が悪いようであった...
夏目漱石 「永日小品」
...気味が悪いとは思ったが...
夏目漱石 「坑夫」
...その火鉢には煮えくり返っている鉄瓶(てつびん)を掛けてあったとしたらどんなものです」「気味が悪いな」「――でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気味が悪いだろうと思われるような汚れた枕紙に頭をのせて平気でいるのです」「ちょっとお訊ねしますが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...おお、気味が悪い...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...誰だって気味が悪い...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...今の自分にも多少気味が悪い...
牧野信一 「冬の風鈴」
...気味が悪いなあ」「なんでもいいんだよ...
正岡容 「圓太郎馬車」
...どうも気味が悪い...
宮城道雄 「触覚について」
...女はこわいと思うふうで、「気味が悪い、だれ」と言ったが、「何もそんなこわいものではありませんよ」と源氏は言って、さらに、深き夜の哀れを知るも入る月のおぼろげならぬ契りとぞ思ふとささやいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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