...私は親切だてに好い情人(いろおとこ)気取りで見舞かたがた顔を見にいった...
近松秋江 「うつり香」
...旦那気取りで澄しこんでるとか...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...曲芸気取りでやっていてさえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここでは主膳が大将気取りで...
中里介山 「大菩薩峠」
...半ば忠義気取りでもてなすお吉の親切が...
中里介山 「大菩薩峠」
...荒木又右衛門気取りで酒を飲んでいるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこまでも遊山(ゆさん)気取りです...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつも色男一手専売の気取りで...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分ひとりが今日の主催者ででもあるような気取りで...
中里介山 「大菩薩峠」
...物々しい気取りで書き納めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...向うも大抵お友達気取りで来るものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分はいっぱし仁術めかして聖人気取りでいるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この一つ松の下でピクニック気取りであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その気取りで、がんりきは垣根をグルリと一めぐり、裏門の方へ向ったが、どうも、ややともすると胸がドキついてならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...森川森之助はすっかり許婚(いいなずけ)気取りで...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...椿姫(つばきひめ)気取りでいた事もある...
林芙美子 「晩菊」
...頭には薄くなつた毛をモダン気取りでオカッパに伸ばし...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...いっぱしな目明し気取りで...
吉川英治 「江戸三国志」
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