...聖者気取りの穀潰(ごくつぶ)しが...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...気取りを止めよ...
太宰治 「如是我聞」
...気取りたる小足にて歩み...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いつぞやの貧窮組の先達気取りで演説をはじめた道庵が...
中里介山 「大菩薩峠」
...わが物気取りで弁慶を叩きはじめたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...お客様気取りに坐り込んでいるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...場所柄が長局であるということと、それと、ここでは誰も知った者のあろうはずはないが、昨今、この城下へ姿を現わした、あのイケしゃあしゃあとした、いや味たっぷりの、色男気取りの、向う見ずで、意気地なしの、がんりきの百というやくざ者の姿を思い浮べてみると、いい気持はしない...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう色男気取りに出来ている...
中里介山 「大菩薩峠」
...義賊気取りの判官三郎に覘(ねら)われたのも無理は無いさ」「マア黒津さん...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...なぜ聞いてちゃアいけないの?」ラヴィニアは大気取りで頭を振り上げました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...下素下人相手の人気取り専門の下らぬ作家とのみ思っていた式亭を...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...椿姫(つばきひめ)気取りでいた事もある...
林芙美子 「晩菊」
...まるで金づる気取りでした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...いつか私は一つぱしの事務家気取りになつてゐた...
牧野信一 「奇友往来」
...そして歌の名手気取りであつた私の顔を凝つと眺めてゐたものだ...
牧野信一 「武者窓日記」
...どこかにふっくりとした気取りのない味があった...
山本周五郎 「さぶ」
...その他の人気取りを職業とするものが利用するのは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そこで吾輩の大好物の長崎のカステラを遣(よこ)して上杉謙信を気取りやがったんだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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