...彼は試合前の気勢を上げるために、大声で叫んでいた...
...この作戦会議での彼の発言は、部下たちの気勢を上げた...
...ジョグをする前に、気勢をつけるために身体を揺らした...
...彼女は気勢を落とさず、冷静に計画を立てた...
...開始早々点を取られたが、選手たちは気勢を落とさずに戦い続けた...
...大に気勢をあげたものである...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...それにしてもより稀薄に支配階級の血を伝えた私生児中にかかる気勢が見えはじめたことは...
有島武郎 「片信」
...入口に人の訪るる気勢(けはい)...
石川啄木 「鳥影」
...ついで民権運動が燎原の火のごとく拡がっていよいよその気勢を激越ならしめた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ややあって誰か上がって来る気勢(けはい)がして妹の声が廊下から彼女を呼んだ...
徳田秋声 「仮装人物」
...この防衛議会に於ける反撃の気勢である...
戸坂潤 「思想議会たるを知れ」
...もしくはその気勢をくじく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...絶望的な反抗の気勢が...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...先陣の気勢によって...
中里介山 「大菩薩峠」
...さむらいものの籠手(こて)になにかチラと気勢がうごく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この事件のために気勢をそがれたかたちになり...
久生十蘭 「ハムレット」
...日に日にその気勢を高めるに至り...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...例の話上手に一座の中心となって大いに気勢を挙げた...
山本笑月 「明治世相百話」
...気勢を昂(あ)げる目的にまず撃つのである...
吉川英治 「上杉謙信」
...一気に沿岸の防禦を突破しようという気勢であった...
吉川英治 「三国志」
...気勢ものすごきばかりにて候う――と...
吉川英治 「三国志」
...京都へ攻めのぼって来そうな気勢に見えたからだった...
吉川英治 「私本太平記」
...長老の死は、お館の上洛の機を早め、隣国の敵は、気勢を得て、虚を衝こうとするにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
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