...彼は試合前の気勢を上げるために、大声で叫んでいた...
...この作戦会議での彼の発言は、部下たちの気勢を上げた...
...ジョグをする前に、気勢をつけるために身体を揺らした...
...彼女は気勢を落とさず、冷静に計画を立てた...
...開始早々点を取られたが、選手たちは気勢を落とさずに戦い続けた...
...客座に並ぶ気勢(けはい)あり...
泉鏡花 「歌行燈」
...殆ど意味をなさぬ世迷言(よまいごと)をつぶやく気勢さえ感じられた...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...かの四月や五月やが人知れずにこにこして覗いているような気勢(けはい)さえ感ぜられるのであった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...白鉢巻でもしてないと気勢があがらなくて工合いがわるいわ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...今日は幸子が気勢が上らず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...長老制度の反対者が攻撃の気勢をあげて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼等に反抗の気勢を鼓吹し...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...反抗の気勢を示すと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...周平は一寸気勢を挫かれた気持で...
豊島与志雄 「反抗」
...今井の真剣な気勢に打たれてさし俯向(うつむ)いたが...
豊島与志雄 「変な男」
...僕は相手の気勢を挫(くじ)くつもりで...
永井荷風 「申訳」
...鼓笛行進なんかやって気勢をあげていた...
久生十蘭 「だいこん」
...はたと臆病に打たれて駆け出す気勢を奪はれたかたちだつたのである...
牧野信一 「熱い砂の上」
...彼女はもう反抗の気勢を挙げてゐないんだもの!」「娘をひとり...
牧野信一 「まぼろし」
...歴代内閣の脅威となって新興日本の気勢を...
夢野久作 「近世快人伝」
...東三省にも起りつつある排日の気勢が盛にならぬ間に...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...伊吹など一ト揉みの気勢を示せ...
吉川英治 「私本太平記」
...むしろ反織田の気勢を昂(たか)め...
吉川英治 「新書太閤記」
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