...もうすこし気付きようが遅かったら...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...また初ったなと自分でも気付きながら...
豊島与志雄 「悪夢」
...気付きながら少しも気付かぬように装っているのかも知れぬ...
中島敦 「妖氛録」
...その点を十四歳の牧野さんが「自分でも気付き」帰国することになった...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...三日目に正気付きましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのうち子爵は相手の時間が一定しているのに気付きます...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...これぢやとても相手にならないと気付きましたので...
牧野信一 「心配な写真」
...これがよいと気付きこれでも将(も)ち去(い)かんかと問うた...
南方熊楠 「十二支考」
...この頃そう気付きます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...押しちゃいけねえ!長五 すぐ鼻の先で怒鳴っても聞こえねえのがここから聞こえるもんけえ!言われて気付き仙太黙る...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...女はふと裾を端折っているのに気付き...
山本周五郎 「麦藁帽子」
...と気付きながら何も彼(か)も忘れて唖然となった...
夢野久作 「斬られたさに」
...最寄(もよ)りの丸の内綜合病院に運び込まれて看護婦の手当を受けている事に気付きましたが...
夢野久作 「暗黒公使」
...腹が減って眼が眩(くら)みそうなんだよ」「……まあ……気付きませんで……御酒(ごしゅ)はいかが様で……」「サア...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...お気付きになりませんか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...もはやハッキリとお気付きになっているで御座いましょう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...真逆(まさか)にツイ今サッキ乗って来た馬車の馭者が黒い頬髯を取ったものだとは気付きませんでしたので...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...然るに一般の人々はこんな事を夢にも気付きませぬ...
夢野久作 「鼻の表現」
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