...そこの従姉(いとこ)が死んだということでした」「君は夜中に夫人の失踪に気付きながら...
海野十三 「人間灰」
...お気付きにならなければいいというくらいのつもりで...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...あなたはお気付きにならないでしょうか」「さあ...
谷崎潤一郎 「途上」
...久さびさの対面に思わず羞恥(しゅうち)の頬を染めたのに違いないと気付き...
富田常雄 「面」
...自分の上衣の袖口がだいぶ擦り切れて見っともなくなってるのに気付き...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...加代子がまず気付きました...
豊島与志雄 「渡舟場」
...その点を十四歳の牧野さんが「自分でも気付き」帰国することになった...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...幸い間もなく正気付きましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鳶(とび)が多く空に舞うを見て自分の尻赤く鶏肉に擬(まが)うに気付き...
南方熊楠 「十二支考」
...右のズボンのポケットにゴロゴロする物が邪魔になるのに気付き...
三好十郎 「おりき」
...日本は遥かにまだ手仕事に恵まれた国なのに気付きます...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それがどんな大事になるか気付きもしないで...
山本周五郎 「新潮記」
...それらの出来事のワザトラシサをハッキリと気付きながらも...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...それがお気付きになれば下手人はわかります...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...私が気付きませんければ……彼女(あいつ)は死人と同然で……寝ると直ぐにグウグウ……」と云う中(うち)に又...
夢野久作 「巡査辞職」
...お気付きになりませんか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...然るに一般の人々はこんな事を夢にも気付きませぬ...
夢野久作 「鼻の表現」
...貴方も定めし多くの夢を御覧になったことと思いますが夢には色彩がないということお気付きでしょうか...
蘭郁二郎 「歪んだ夢」
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