...一寸だれでも気付かない事だ...
江戸川乱歩 「疑惑」
...当局による検閲制度も亦ブルジョア新聞の本質にぞくすることを気付かないのは不思議ではないか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...自分で気付かないどんな欠点を持ってるかも分らなかった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...それでもまだ気付かない...
西田幾多郎 「アブセンス・オブ・マインド」
...そして誰も気付かないうちに死んでしまうんじゃないかな...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...探偵の存在にはあまり気付かない程...
平林初之輔 「愛読作家についての断片」
...マザロフは気付かない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...恭は段々とそれに気付かない程ほんとにお坊っちゃんではなかった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...しかし更になお消えない記憶がこれによって強まると気付かないのであろうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...自然を殺す道で作られているかを気付かないわけにゆきませぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...見る眼が知に妨げられると気付かないのであろうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...人の気付かないようなことばかり研究したため...
柳田国男 「故郷七十年」
...自分を悪魔と思っていない人間を指して云うのである――自分では夢にも気付かないまんまに...
夢野久作 「鉄鎚」
...Aが赤い舌を出していようなぞとは夢にも気付かないまま...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...虎蔵は自分でも気付かないうちに身を屈(かが)めていた...
夢野久作 「白菊」
...通っている人間が気付かない中(うち)にサッと引掴んで...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...この点に気付かない人が多いのと同比例に...
夢野久作 「鼻の表現」
...それでも本人はまだ気付かない事がある...
夢野久作 「冥土行進曲」
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