...彼女はとても気丈だと感心した...
...それでも彼は気丈に振る舞うことができた...
...彼女は息子が病気になった時も気丈に支えた...
...彼は家族を守るため、いつも気丈でいなければならない...
...彼の気丈な態度は人々を感動させた...
...気丈(きじょう)なNさんは左の手にしっかり相手の手を抑えながら...
芥川龍之介 「春の夜」
...今まで何事につけても滅多に心の裏を見せた事のない気丈者が...
有島武郎 「お末の死」
...モウ五十近い気丈の主婦(おかみ)も...
石川啄木 「菊池君」
...誰も彼もが婆さんの『気丈』に驚くよりは怖れてゐました...
伊藤野枝 「白痴の母」
...気丈夫な奴と見えて匐(は)いながら...
海野十三 「奇賊悲願」
...一見してもなかなか気丈な婆さんだと見えた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...どちらかと言えば気丈な女であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...腹の中がだんだん気丈(きじょう)になって来た...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...気丈夫に待って居るんだぞ...
野村胡堂 「悪人の娘」
...頗(すこぶ)る気丈夫なのだろう...
原民喜 「夏の花」
...日ごろ気丈なタヌの取り乱したようすを見るよりコン吉は...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...これもまた矍鑠(かくしゃく)としているであろう気丈な彼の老妻が...
本庄陸男 「石狩川」
...作家の強みが金のうえに出ていて気丈夫でもあった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...頼尚(よりひさ)はしいて語気に気をつけながら「なかなか気丈な老父でございます...
吉川英治 「私本太平記」
...めっきり気丈者になり...
吉川英治 「新書太閤記」
...――だが気丈な婆だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...(あの婆は気丈だ)(えらい気丈者よ)(敵討に出ているのだとよ)そんな沙汰からいつとなく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...畳に何か通すような音だ!気丈なその女は...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
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