...彼女はとても気丈だと感心した...
...それでも彼は気丈に振る舞うことができた...
...彼女は息子が病気になった時も気丈に支えた...
...彼は家族を守るため、いつも気丈でいなければならない...
...彼の気丈な態度は人々を感動させた...
...年をとっているだけでも気丈夫ですわ...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...お婆様は気丈(きじょう)な方で甲斐々々(かいがい)しく世話をすますと...
有島武郎 「溺れかけた兄妹」
...それに気丈者の小雪が...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...照子は気丈に見おろしていた...
高見順 「いやな感じ」
...この気丈な娘にしてこの悲しみ...
中里介山 「大菩薩峠」
...腹の中がだんだん気丈(きじょう)になって来た...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...気丈な婆さんだと書いてあった...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...アノー大変気丈夫になりましたわ」文三はチョイと一礼して「お世辞にもしろ嬉(うれ)しい」「アラお世辞じゃア有りませんよ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...遂にパッと明るみへ出たような気丈夫な声になる...
二葉亭四迷 「平凡」
...あの気丈なお師匠さんが蒲団をかぶってうんうん唸ってやしたよ...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...いちばん気丈(きじょう)なエチエネットすら今度の大波にはすっかり足をさらわれた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...本当にお気丈で、けさも六時から自動車の運転手が来たのに応待してやっていらっしゃいます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...頼尚(よりひさ)はしいて語気に気をつけながら「なかなか気丈な老父でございます...
吉川英治 「私本太平記」
...めっきり気丈者になり...
吉川英治 「新書太閤記」
...なかなか気丈(きじょう)そうな女子ですこと...
吉川英治 「日本名婦伝」
...しかし気丈な老婆は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ここまで気丈に帰って来たが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...時計とにらめくらしていると電車が走るわりに時のたつのが遅いのでいくらか気丈夫にもなるが...
和辻哲郎 「停車場で感じたこと」
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