...彼女はとても気丈だと感心した...
...それでも彼は気丈に振る舞うことができた...
...彼女は息子が病気になった時も気丈に支えた...
...彼は家族を守るため、いつも気丈でいなければならない...
...彼の気丈な態度は人々を感動させた...
...それでもお末は気丈にも...
有島武郎 「お末の死」
...お婆様は気丈(きじょう)な方で甲斐々々(かいがい)しく世話をすますと...
有島武郎 「溺れかけた兄妹」
...気丈夫(きじょうぶ)にもきっぱり叫んだ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...早く電燈をつけ給え、何をぐずぐずしているんだ」呶鳴(どな)りながら、気丈な老人は、もう梯子を昇り始めていた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...母の気丈はよくのみ込んでいましたから...
橘外男 「蒲団」
...妻は至って気丈な性質である...
外村繁 「落日の光景」
...どちらかと言えば気丈な女であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...さしもの気丈なおかみさんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...腹の中がだんだん気丈(きじょう)になって来た...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...名代(なだい)の気丈なものだったそうですが...
長谷川時雨 「人魂火」
...大勢な貴女のお家の台所をきりまはしてゐたひとだけに気丈夫でかんしやうなところが見えます...
林芙美子 「谷間からの手紙」
...気丈な北原の最後だった...
久生十蘭 「地底獣国」
...アノー大変気丈夫になりましたわ」文三はチョイと一礼して「お世辞にもしろ嬉(うれ)しい」「アラお世辞じゃア有りませんよ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...あの気丈なお師匠さんが蒲団をかぶってうんうん唸ってやしたよ...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...御気丈だからよけいなことは申しあげませんが本当にお大切に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さすがに気丈な与三左衛門も鬢色(びんしょく)に死をあらわして...
吉川英治 「新書太閤記」
...(あの婆は気丈だ)(えらい気丈者よ)(敵討に出ているのだとよ)そんな沙汰からいつとなく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...何事が起こっても非常に気丈夫だと思うのだが...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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