...見たものに驚いて気を失う...
...(元気・やる気を失う、鬱状態になるという意味)...
...瞬間に顔が血の気を失うようなニュースだった...
...気を失うのに違いありませんが...
芥川龍之介 「妖婆」
...火を入れるために茶が香気を失うのではあるまいかと想像する人もあろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ご見物衆はあの隠し戸からはいるまでに気を失うのです...
江戸川乱歩 「影男」
...彼はその為に元気を失う様なことはなく...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ああ此時に於て予も共に憂(うれい)に沈みて活気を失う事あらば...
関寛 「関牧塲創業記事」
...一時勇気を失うであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...とくに今はどんなことがあっても正気を失うわけにはいかないのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...朝子は自分が気を失うようになった打撃のうちには...
「おもかげ」
...しっかりして!(金吾の腕の中で気を失う春子...
三好十郎 「樹氷」
...ひふがかさかさしてあぶら気を失うているからだ...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...たいていは手を下す勇気を失うであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まず口を切る勇気を失うもので...
柳田国男 「山の人生」
...もう一度のどをしめられて気を失うまで顎をゆるめはしなかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...そのいちめんな血汐や柱の刀きずの凄惨なるありさまに気を失うかもわからないでしょう...
吉川英治 「江戸三国志」
...気を失うてござらっしゃる」河往来(かわおうらい)の船子たちが知らせて来た...
吉川英治 「剣の四君子」
...今朝気を失うている折も...
吉川英治 「親鸞」
...気を失うと、水をぶっかけて、仕事小屋へ、はいって行く...
吉川英治 「野槌の百」
...もうこうなったら気を失うか...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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