...見たものに驚いて気を失う...
...(元気・やる気を失う、鬱状態になるという意味)...
...瞬間に顔が血の気を失うようなニュースだった...
...又は気を失うようなことを引き起したら...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...気を失うまいと自分を相手に闘っているものらしい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...気を失うことはない...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...恐怖のあまり気を失うところまで読んだ時...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気を失う間際までになっていた...
直木三十五 「南国太平記」
...その鬱然(うつぜん)たる生気を失うにきまっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...輿論の反対を非常に惹起して大統領ファリエールは大に人気を失うに至った...
浜尾四郎 「殺人狂の話」
...ざまみろだよ! いい年をした男が正気を失うなんて...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...二日や三日はペンをとる勇気を失うだろうと思う...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...他の能力はおのずから活気を失うて枯死(こし)せざるをえず...
福沢諭吉 「文明教育論」
...そしてまず棍棒か木刀で女の頭や背中や肩を血だらけにするまでなぐりつけて気を失うや...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ドミトリーは勇気を失うまいとしながら...
宮本百合子 「「インガ」」
...そのまま気を失うのではないかと思われるほど御息所は泣き続けた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この無残な苦痛の刺激に気を失うような者があれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...元気を失うことなかれ...
横光利一 「夜の靴」
...困ってしまうんですから……」なみの娘なら気を失う男の胸へ...
吉川英治 「江戸三国志」
...士気を失うのみで...
吉川英治 「新書太閤記」
...これは写実の画にとってはその生気を失う最大の原因となるであろう...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
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