...見たものに驚いて気を失う...
...(元気・やる気を失う、鬱状態になるという意味)...
...瞬間に顔が血の気を失うようなニュースだった...
...気を失うのに違いありませんが...
芥川龍之介 「妖婆」
...火を入れるために茶が香気を失うのではあるまいかと想像する人もあろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ご見物衆はあの隠し戸からはいるまでに気を失うのです...
江戸川乱歩 「影男」
...西洋の女のように気を失うことはなかったが...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...気を失う間際までになっていた...
直木三十五 「南国太平記」
...父に別れ、母に別れ、小太に別れ――今又、わしと別れて心細いであろうが、かかる運命になった上は是非もない――ただ――如何なる苦しみ、悲しみが押寄せようとも、必ず、勇気を失うなよ...
直木三十五 「南国太平記」
...とくに今はどんなことがあっても正気を失うわけにはいかないのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...気を失う心配はもう無いし...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...そしてまず棍棒か木刀で女の頭や背中や肩を血だらけにするまでなぐりつけて気を失うや...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...気を失うところをなさい...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...気を失うとこなんか見たことないんですもの...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...ドミトリーは勇気を失うまいとしながら...
宮本百合子 「「インガ」」
...朝子は自分が気を失うようになった打撃のうちには...
「おもかげ」
...そのまま気を失うのではないかと思われるほど御息所は泣き続けた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...困ってしまうんですから……」なみの娘なら気を失う男の胸へ...
吉川英治 「江戸三国志」
...張は気を失うばかりに落胆して...
吉川英治 「三国志」
...死守の勇気を失うであろう」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...もうこうなったら気を失うか...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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