...訪問客があったりしたら気を付けること...
谷崎潤一郎 「細雪」
...なお元気を付けるために瓶詰の酒位は携帯していた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それじゃ何を気を付けるんですい」「あなたのはたしか――あなたのはたしかじゃが――」「どこに不たしかなのが居ますかね」「ここ等(ら)にも大分居(お)ります...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...少し気を付けるように先方へ注意してくれと頼んだ...
夏目漱石 「道草」
...くれぐれも気を付けるように――が...
野村胡堂 「十字架観音」
...気を付けるがよい」「ハイ」妙な気まずさ...
野村胡堂 「十字架観音」
...気を付けるつもりでも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの客人に気を付けるんだ」「ヘエ――」八五郎は腑(ふ)に落ちない顔を挙げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気を付けるがいいぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今のうちに気を付けるがよい――くらいのことは言ってやりましたよ」「どうしてあっし達の耳に入れて下さらなかったんです」「そう言われると一言もない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの女が穴の入口を塞いで水門を開いたんです」「だからあれほど気を付けるようにと言っておいたじゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気を付けるがいい」久吉はプイと立ちました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな事を他処(よそ)の家(うち)でもしては不用(いけない)よと気を付けるに...
樋口一葉 「わかれ道」
...元気を付けるように国芳はいった...
正岡容 「小説 圓朝」
...元気を付けるやうにして...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...途中でブランに気を付けるやうに相談しました...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...しかしすこし気を付けるとじきに眼につくようになった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...……俺は小さい時から一種の精神異状者に生れ付いているのじゃないか知らん……なぞと内々(ないない)で気を付けるようになったものである...
夢野久作 「木魂」
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