...母親は送って来て「気をつけておいでよ」と言った時には...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...後から気をつけて画かきの容子(ようす)を見てゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...王さまの御意向にさからわぬよう充分に気をつけて...
太宰治 「新ハムレット」
...毛が脱けはしないかと始終気をつけて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...気をつけてみると...
寺田寅彦 「写生紀行」
...塗料が舞台の板に附くかと思って気をつけて二階から見ていたがそんな風には見えなかった...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...天蓋(てんがい)の中から足許(あしもと)にはよく気をつけて歩いて行くと...
中里介山 「大菩薩峠」
...気をつけておくんなさいよ」問屋町の青物市場から来た青物車を避ける途端に...
中里介山 「大菩薩峠」
...から景気をつけて...
夏目漱石 「思い出す事など」
...あの時は強いて景気をつけていたから...
夏目漱石 「それから」
...第一遊んでいる苦痛を逃(のが)れるだけでも結構です」「そう云う御考ならまた私の方でもよく気をつけておきましょう...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...気をつけて見ていると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...わらくず一つまじらないように気をつけて...
羽仁もと子 「女中訓」
...だからすこしは涼しいような色や形と思って気をつけて見てもろくなのがないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あなたも寒い冬じゅう気をつけてね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...よほど気をつけても判(わか)らぬ点が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...同志たる立場上かれらは景気をつけて...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...田舎(いなか)の役人などに気をつけて」おののいて...
吉川英治 「親鸞」
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