...気まぐれな象(かたち)をつくり出す...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...私の気まぐれな下宿生活は...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...鳶が空で気まぐれな唄をうたつてゐる日でも...
薄田泣菫 「茶話」
...一体どうして私の気まぐれな同僚の名誉なり...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...まるで魚の列から一二匹気まぐれなやつが横へ流れをつっ切ってゆくように...
田畑修一郎 「石ころ路」
...とりわけ気まぐれな女(かた)ですよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その時々の気まぐれな行動ばかりしていては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すでにそのじぶん人の言葉には嘘のあることをあまりに多く知りすぎてた私にはたわいもない気まぐれなそのひと言がしみじみと身にしみて...
中勘助 「銀の匙」
...気まぐれな奴だと...
中里介山 「大菩薩峠」
...気まぐれな彼を惹きつけたのでもあったろう...
中島敦 「プウルの傍で」
...」セエラは空想や気まぐれな考えを一杯持っていました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...こうした病気は気まぐれなもので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...「おれは何んだかいまのような生活がおれの気まぐれなのじゃないかと思ったんだ...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...気まぐれな大人が二人も好奇心を満たすために...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...あの気まぐれな本能が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(a)わたしはそれの果実と享受とをただ空(くう)で気まぐれな評判を通して感じているにすぎないことをさとる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...車の上の気まぐれな幻想なのか...
横光利一 「上海」
...気まぐれな返り花が咲くのであろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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