...この年になつてもいまだにその節まわしが耳に残つているところをみると人間の記憶力の気まぐれな選択作用に驚かされる...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...気まぐれな思わせぶりの外には...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...いつのまにやら誰も知らないうちに産みつけられた卵から孵(かえ)った蛆(うじ)のような気まぐれな考えを頭に宿したのが出てくる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...……気まぐれな梅雨の空が午時分からからりと晴れて...
田中貢太郎 「蛾」
...それには何か暗黒の恐怖以上のもの――陽光の恐怖がまつわりついていた……というのは気まぐれな太陽がその木と人を舞台の小道具のようにはなやかな色で描き出していたからであつた……木は花盛りだつたし...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...健忘症の政治家や気まぐれな学界元老などの手に任せておくにはあまりに大切な仕事である...
寺田寅彦 「新春偶語」
...決して物ずきな少数学者の気まぐれな研究に任すべき性質のものでなく...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...その気まぐれな力は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...日の下で遊び疲れる気まぐれな小川であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気まぐれな思いつきの招待だろう...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...あれで済んだのは、自分のためにも、ことに女のためにはドレほど幸運であったか知れないと、兵馬は、二人の後ろ影を見送りながら、気まぐれな、酔っぱらい芸者のために、心ひそかに祝福しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの気まぐれな我儘娘は...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...だしぬけにとてつもない法外な値段を吹っかける気まぐれな癖があるので...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...気まぐれな大人が二人も好奇心を満たすために...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...アンニイ・マフォットのことを思いうかべ処女の優越感から気まぐれな気持にかられ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...感興は生命の淡い気まぐれな噴水であり...
山村暮鳥 「小川芋銭」
...気まぐれな不時の余談を...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...世にも気まぐれな明るい斑らを...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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