...馬車追いをする位の農夫は農夫の中でも冒険的な気の荒い手合だった...
有島武郎 「カインの末裔」
...もともとロイロット家の者は気の荒い血筋を引いているのですが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...気の荒い婆さんもさすがに...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...嫂の方でもまた臧の気の荒いことを悪んで相手にしなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...放埓(ほうらつ)な気の荒い父親が...
徳田秋声 「足迹」
...気の荒い母親からのがれて...
徳田秋声 「あらくれ」
...「彼奴(やつ)も己(おれ)の気の荒いにはブルブルしてるんだから...
徳田秋声 「新世帯」
...三多摩は昔から人の気の荒い処で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...気の荒い酔っ払いみたいな顔つきをした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お気の荒いお方のように見えますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっぱり気の荒い郡内の溢(あぶ)れ者(もの)でござるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...今は手内職をしていても気の荒い人です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お膝元でもいちばん気の荒い土地だ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ひどくまた気の荒い女とみえまして...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...只さえ気の荒い外海(そとうみ)育ちの上に...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...兄弟中でも最も気の荒い曹彰が十万の兵をひいて長安から来たと聞いては...
吉川英治 「三国志」
...厩(うまや)に気の荒い愛馬の脚ひびきがし出す頃には...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...気の荒い息子の方ではなく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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