...気の抜けたような顔をしていた...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...気の抜けた酒のような気分になっていたから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...すると白木も気の抜けたような笑いを顔に浮べた...
梅崎春生 「黄色い日日」
...気の抜けたようにボンヤリして...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...顔だけでなく体中が空気の抜けた風船のような感じだつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...気の抜けたような面(かお)をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...代助も少し気の抜けた風に...
夏目漱石 「それから」
...これは気の抜けたものだ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...気の抜けたようなガラッ八の姿や...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは二十七八のいかにも気の抜けたような男です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気の抜けたような顔をフラリと持ち込んで来たのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気の抜けた泡(あわ)のように...
林芙美子 「新版 放浪記」
...終戦のあとの気の抜けた世相が...
林芙美子 「晩菊」
...気の抜けた泡のように...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...「チョッ! こんな気の抜けたコーヒーを持って来やがって...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...彼女は俄に気の抜けた風で...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...気の抜けたほどおおようなこんな人のほうが感じがよいと思っていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何とのう気の抜けたようになった...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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