...気の強さと或る物悲しさとが入りまじつたやゝ冷い表情をしてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...四十七ある日のこと修身のお話のときに先生が「今日は先生のかはりにみんながひとつづつ話をするのだ」といつて自分は火鉢のそばへ椅子をひきよせてあたりながらなかで気の強さうな者や剽軽な者を呼びだして話させたことがあつた...
中勘助 「銀の匙」
...しかし又この青年の根気の強さも人並ではない...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...』と幾度も繰り返した榮子の気の強さを思つて...
與謝野晶子 「帰つてから」
...向ふつ気の強さが思ひやられる...
吉井勇 「青春回顧」
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