...実際この元気の好い若者がどうして室の蜂に殺されなかつたか? それは全然彼自身の推測を超越してゐたのであつた...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...たまたま天気の好い日などに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この間から天気の好い日には妙子を誘って神戸へ出かけて行き...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ちょうどそのにこやかな顔、きらきらしている眼、開いた手、元気の好い声、打ち寛(くつろ)いだ態度、快げな容子と同じようにゆるやかに...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...自分は天気の好い折々室(へや)の障子(しょうじ)を明け放って往来を眺めた...
夏目漱石 「行人」
...父の気に入る様にするのは、何でも、国家の為とか、天下の為とか、景気の好い事を、しかも結婚と両立しない様な事を、述べて置けば済むのであるが、代助は如何に、自己を侮辱する気になっても、こればかりは馬鹿気ていて、口へ出す勇気がなかった...
夏目漱石 「それから」
...天気の好い時は薄い日を硝子越(ガラスごし)に浴びて...
夏目漱石 「文鳥」
...空気の好いアリゾナ州へ移ったのである...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...何んな点でも彼に似たところのない此処の元気の好い事務家の仲間に加はつて働く時間が最も楽しい! と云つてゐた...
牧野信一 「F村での春」
...あんたのお父さんの音頭で景気の好い万歳を唱へて貰ひたいのだ……といふやうなことを云つた...
牧野信一 「小川の流れ」
...天気の好い日曜の朝だつた...
牧野信一 「蚊」
...」と元気の好い声で...
牧野信一 「奇友往来」
...天気の好い日などに...
牧野信一 「痩身記」
...」「ほんとうにさうかも知れませんね――ずつと前には、天気の好い……」ふと私は軽い上目を使つて、麦笛に似た声で、「天気の好い、静かな日には……」――春では明る過ぎる、秋では沁々とし過ぎる、夏・冬のどちらも知らない、追憶ではそれらのけじめを知らないたゞ麗かな日である、耳を澄ますと屹度どこからか伸びやかな何かの仕事の歌が聞えて来るやうな日である――「屹度何処かから井戸掘りの声が聞えて来ましたね...
牧野信一 「毒気」
...未だに果しのつかぬ小さな陽気の好い町である...
牧野信一 「東中野にて」
...あたりに響き渡る景気の好い持前の金切声で叫んだ...
牧野信一 「円卓子での話」
...天気の好い晩なので...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...気の好いビリーが倒れて起きあがれない日がきた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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