...余り気の利かない話しだから...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...気の利かないツて無いです...
石井研堂 「元日の釣」
...誠に気の利かない奴に相違なかったのであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一方また気の利かない田舎者らしいところと...
田山録弥 「自他の融合」
...「君があの気の利かないドローレスの肘を取るというのなら...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...馬鹿げて気の利かない者のように思われ出した...
豊島与志雄 「電車停留場」
...彼自身を猶更気の利かないものに思わせるのだった...
豊島与志雄 「電車停留場」
...そんな気の利かないお使なんか...
豊島与志雄 「白日夢」
...ついてる女中がまた気の利かない奴で...
豊島与志雄 「林檎」
...ほんとに気の利かないやつらだ」お角の機嫌が大へんに悪い...
中里介山 「大菩薩峠」
...相合傘の押売りなんぞは気の利かないことこの上なしだと...
中里介山 「大菩薩峠」
...気の利かない話である...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...如何(いか)にも気の利かない鈍物のように映った...
夏目漱石 「道草」
...気の利かない犯行だったが...
久生十蘭 「悪の花束」
...これに類する気の利かない失策を往々繰り返して来た性質だつた...
牧野信一 「毒気」
...ドロンとした空に恥をさらして居る気の利かない桐を見た目をうつすと...
宮本百合子 「後庭」
...ブルドッグという奴はいつでも気の利かない動物らしい...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...もっさりと気の利かない髭面を...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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