...翌日僕は研究所内が最もだれきった空気になる午後三時を見計(みはから)ってソッと三階へ上った...
海野十三 「階段」
...気になるのは、三人の巨頭の安否だった...
海野十三 「深夜の市長」
...このあいだから、あんなことがつづいたんだから、気になるのよ...
江戸川乱歩 「影男」
...こんな雪の降りだした晩だよ」「へえ」お幸ちゃんは気になるのか顔を引締(ひきしめ)てしまった...
田中貢太郎 「雪の夜の怪」
...こんな悪戯(いたずら)をする者はないような面(かお)をしたのが気になると見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...今はじめて知ってみると変な気になるなあ」「…………」米友は何とも答えない...
中里介山 「大菩薩峠」
...長女 いつのこと?三男 ぼくが病気になるまえにしたよ...
新美南吉 「病む子の祭」
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野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...一日か二日でまた元気になる」「どうやって処置されたのですか」「友達の医者を呼んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...それを思えば元気になる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ほんたうにさういふ気になるんだ...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...いわゆる潔白な自身というものを認めさせようとするような小細工をする気になるか...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...そんなとき私は国男が可哀そうでいやあな気になるのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は何だかふつうでない――用心する瞬間の気になる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...同じような過多のために国家もまたしばしば病気になる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々は老いるように・衰えるように・病気になるように・できているのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...朝から陽気になることもある...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...「明日」が気になるのだ...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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