...時間を気にしないのならば肩までスキーで登ることができる...
板倉勝宣 「春の槍から帰って」
...もたらしているということを気にしないでいられません」博士は身体を硬直させたまま口だけを動かして...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...鸚鵡の訛を気にしないではゐられない程...
薄田泣菫 「茶話」
...批評をみじんも気にしないという脱俗人(そんな脱俗人は...
太宰治 「如是我聞」
...気にしないでいてくれる...
田中英光 「オリンポスの果実」
...常識自身は一向それを気にしない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...まあ気にしないがいいよ...
豊島与志雄 「自由人」
...それほどには気にしないで番組を借りて見ながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...その事を気にしないわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...また気にしないような眼遣(めづかい)で...
夏目漱石 「行人」
...気にしないことに定めた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...他の漁師たちは餌が流れに漂うことを気にしないから...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...何も気にしない、過去も気にならない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...「俺のことは気にしないで幾日でもゆつくり行つてお出でよ...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...本やは本気にしないわきっと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうして彼らの評判を気にしないでいられたろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そして真実のためには他人の賞賛や非難を気にしないことをもって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...歩いた」――彼女は言う――「わたしの冥加(みょうが)なんか気にしないで...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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