...わたしはそれと気づかずに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...何事も気づかずにいる浅井に...
徳田秋声 「爛」
...被害者らも気づかずにはいられなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そうして彼はそれに気づかずにいた...
夏目漱石 「明暗」
...それが詩に於て表現されてゐるのを見るまでは気づかずにゐた我々の内部生命そのものを示現してゐるやうに思へる一人の詩人でも幸ひにこれを見出すことが出来れば...
平田禿木 「趣味としての読書」
...夫のジョン・ギルレイは全く気づかずに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...私の想ひなどには夢にも気づかずに強ひて気嫌を直して...
牧野信一 「鱗雲」
...君が気づかずにゐて向うで開いた時に不図見ると...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...じぶんでは気づかずにいる...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...二人ながら従来の燃素的観念にとらわれていて「彼等が何を説明したのかということさえ気づかずに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうしてそれを気づかずに居たのは何という馬鹿だったろうと...
室生犀星 「童子」
...我々の今まで気づかずにいたことが多いということをみなさまに力説しておけば...
柳田国男 「木綿以前の事」
...気づかずにいる道理がないじゃありませんか」栄二は口をつぐみ...
山本周五郎 「さぶ」
...野中又五郎はそれには気づかずに...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その土地も家も気づかずに訪れた屋敷が...
吉川英治 「江戸三国志」
...その視線をうけているのをまだ気づかずに...
吉川英治 「新書太閤記」
...その跫音にも気づかずに...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...まだ気づかずにおったくらいだ」「ちぇッ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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