...それが心配でございます」「殿様はお酒をおあがりなさるとお気が荒いけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...少年労働者の中でも彼は頑強で気が荒いので幅をきかせでゐた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...囲い一つあるじゃなし野天の盆割りだから初手から気が荒いや...
三好十郎 「斬られの仙太」
...囲い一つ有るじゃなし野天の盆割りだから初手から気が荒いや...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...此奴すこぶる気が荒いのでチャム君たちまち引っかかれた...
山本笑月 「明治世相百話」
...散所者は、気が荒い...
吉川英治 「私本太平記」
...いちばん上で、当時七歳(ななつ)であった今若は、その後、醍醐(だいご)寺に入って、これも出家し、禅師全成と名のっていたが、気が荒いので、悪禅師といわれ、今は醍醐にもいず、消息もよくわからない...
吉川英治 「源頼朝」
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